|
冬になると聴きたくなるのがロシア民謡です。帝政ロシア、ソビエト時代と圧制に耐えてきた民衆の心からの叫びが哀愁のメロディと共に歌い上げられてきた音楽です。これを聴いて感動しない人はあまりいないでしょうね。
昔から日本人はロシア民謡が好きで多くの民謡が、日本語の歌詞に翻訳されて広まっています。私も学校で「ステンカラージン」「トロイカ」「ヴォルガの舟ひき歌」などを習いました。 私はレコード、CDと何枚か民謡集を持っていますが、地声発声の土着の民謡も素晴らしいし、クラシックの合唱団が歌っても、またバラライカなどの民族楽器の演奏だけでも、その素晴らしさは全く変わりません。 そんな中で、戦争の悲劇を静かに歌った「満州の丘に立ちて」という曲が特に気になっています。これは厳密に言えば民謡とは言えないかも知れませんが哀愁の旋律と歌詞はまぎれもなくロシア民謡です。 内容は1904年から5年にわたっての日露戦争で満州で敗れたロシア兵を悼むものですがワルツのリズムで歌詞とは不釣合いの優雅な雰囲気は、全く悲痛な感じがありません。 この曲を聴くと、ロシア人にかかわらず多くの日本の兵隊も亡くなったことに心が痛みます。また母の兄がこの地で亡くなった事を聞いていたので余計にこの音楽が心に染みるのです。(日露戦争ではありません、日中戦争です) ロシア民謡にはこのほか戦争の悲劇を扱った「道」や「鶴」という名曲もあります。ただ単に美しいとか懐かしいとか言う内容でないので、それだけ感動が大きいのかも知れません。戦争の悲劇を静かにまた感情を込めて歌う民謡の数々は激しく心を打ちます。 ロシア合唱団のふかぶかとしたバスの低音と、風の音のように爽やかな女声コーラスがおりなす分厚いハーモニーはどこまでも広がる満州の草原を吹き渡るようです。 私の持っているCDは廃盤なので下記のCDをご紹介します(満州の丘・・は収録されていません)。
|
||
|
2007-11-29 Thu 17:25
|
|
いつも聞いているミニコンポが最近調子悪くなり、まずテープが聞けなくなり、次いでCDもかからなくなりました。そういうわけで十年くらい押入れの奥で眠っていた、昔のオーディオ装置を引っ張り出しました。
プリメインアンプ、レコードプレーヤー、CDデッキ、FMチューナー、カセットデッキ、そして一つ10キロくらいもあるスピーカーを出すとあまりに大きい装置なので部屋が狭くなったような気がするほどです。 久しぶりにスイッチを入れて音楽を聴いてみると、その音の素晴らしさにいまさらながら、驚いてしまいました。 音の勢いが明らかに違うのです。ソロ楽器がぐっと前に迫り、伴奏の弦楽器は衣擦れの音のようにさらさらと爽やかに響き、ベース、太鼓の音も分離がよく、まるで実際の演奏会の会場で聞くようにも感じました。 「CDはこんなにいい音で録音されていたんだ」と改めて驚きました。 今まで毎日聴いていたミニコンポの音は何だったんだろうか?と我耳を疑うほどの変化でした。 自動車に例えて言うと、軽4輪と2千CCの普通車の違いほど、音の力が違いました。 独身の頃オーディオ雑誌などで検討に検討を重ねて、なけなしのお金をはたいて買ったオーディオ装置です。さすがに十年ぶりに聴いてもその実力はさすがのものです。当時日本が誇るメーカーの自信作だけのことはあります。聞き飽きたようなCDを聴いていても、音が良いのでとても新鮮な気分で聴けます。 明日からの3連休、一日中音楽三昧で過ごそうと今から楽しみにしています。 それにしても、これらオーディオセットをよくも処分しなかったものだと思いました。今ではなくなったメーカーや機種なので二度と買うことは出来ないものばかりだからです。
|
||
|
2007-11-22 Thu 21:03
|
|
たった今、ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団の生演奏が終わったところです。盛大な拍手に答えて3曲もアンコールが演奏されたところです。
曲目はチャイコフスキー白鳥の湖、プロコフィエフ:ロミオとジュリエットの組曲と最後はストラヴィンスキー春の祭典でした。 私はFM放送で聴いているのですが、貧しいステレオ装置でも驚くような大迫力の演奏でした。 じっくりと腰の低い落ち着いたテンポでひたひたと盛り上げてゆく春の祭典の原始的な音楽は何度聴いても心弾みますね。 過激な演奏の多い中、ゲルギエフの演奏はロシアの民族的な雰囲気をよく感じ、この曲がロシアの音楽なんだなあと納得させてくれました。 私は春の祭典が好きで演奏会などで何度か耳にしましたが,今回の演奏はこの曲がバレエの為の音楽だという事を思い出させてくれました。 聴いていてもテンポが整理されていていかにも踊りやすいように感じたからです。 でもさすがはロシアのオーケストラですね奏者一人一人の楽器から発する音量が大きいことに驚かされました。以前スベトラーノフの指揮ソビエト国立交響楽団の演奏と同じような迫力を感じました。 今日は残念ながら放送での鑑賞でしたが、実際の演奏を聴いていたらこの何倍も感動したことでしょう。
|
||
|
2007-11-18 Sun 17:54
|
|
フォークダンスといえば学生時代、運動会や体育の時間に輪になって踊ったのが思い出されますね。
皆さんも一度は踊ったことがあると思います。男子と女子学生が手をつないで単純な踊りを舞います。曲として想い出に残っているのは「マイム・マイム」「オクラホマ・ミキサー」「コロブチカ」などです。 他にもあったのでしょうが曲名は忘れてしまいました。私はそんな中で一番好きだったのは「マイムマイム」です。学生のときは曲名がどんな意味だとは知らなかったのですが、イスラエルのヘブライ語で「水」の意味だと知ったのは最近のことです。砂漠地で農業をする人々が水源を発見して喜び歌い踊る様を表したものだそうです。 だとすると「マイムマイム」は「水だ水だ」と訳すべきですね。 たいていはクラリネットで奏されて軽快なリズムで進行するのですが、短調なので何となく憂いがあり踊っていてもウキウキする感じはしませんでした。例えれば泣きながら踊っているような寂しい音楽に私は何故かしら強烈な印象が残っています。 CDを持っているのでたまに聴くと、やはりその時の雰囲気が思い出されます。オクラホマ・ミクサーのような明るい音楽のあとに聴くと余計にそう感じます。 また、フォークダンスの音楽を聴くと、気になる女の子と手がつなげる唯一のチャンスだったので胸がどきどきしたのも思い出します。お目当ての女の子が近づいてきたら胸が高鳴り汗も噴き出さんばかりに体温も高まってくるのです。多分顔が真っ赤になっていたと思います。 でも、そんな時に限って曲が終わったり、輪舞の回転方向が変わるのです。きっと皆さんもそんな経験をしたことでしょう。 とにかく「フォーク・ダンス」には青春時代の淡い恋心がいっぱい詰まっていますね。
|
||
|
2007-11-18 Sun 12:33
|
|
時々、無性に聴きたくなる音楽です。バレエの冒頭から聴こえてくるオーボエが奏でる”情景”を聴いたとたん中世の幻想的な舞台へと誘われます。
組曲として30分くらいにまとめたCDはよくありますが、全曲を聴かれる方は少ないでしょうね。CD2枚組で150分もあるのでちょっと疲れますね。その点、DVDでバレエの映像を見ながらだと長時間も難なく見終えてしまいます。 今日はなぜか聴きたくなり、CDを取り出して聴いていますが、さすがメロディスト、チャイコフスキーです。次から次へと美しいメロディが泉のように湧き出し聴く者の心を虜にしてしまいます。 ハンガリー、スペイン、ナポリのお姫様が踊る場面の音楽は、それぞれの国の特徴がよく現されていて、さながら音楽による世界旅行のような気分になります。続くこのバレエ最大の見せ場の終曲は10分もあり、交響詩のような迫力があります。 最後の王子と悪魔の戦いの場面はまるで、大交響曲の終楽章のように感動的で涙を誘います。バレエを見ていなくても音楽の魅力で充分すぎるのがこの白鳥の湖です。 因みに私は、ボリショイバレエ団の公演を見て、最後には感動の涙で顔中くしゃくしゃになったのを昨日のことのように思い出します。
|
||
|
2007-11-17 Sat 18:10
|
|
小夜曲と聞くと、私には忘れられない思い出があります。
中学の国語の時間に(何の関連かは忘れましたが)先生が、黒板に大きく「小夜曲」という字を書いてみんなにたずねました。「これはなんと読む?」またそのあと「これが読めたら今学期の成績は”5”をやる」と言ったのです。私は「さやきょく」と読んで「セレナード」だと知っていました。 モーツァルトのセレナードのレコードにドイツ語で”アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク”と書かれていてアイネ(一つの)、クライネ(小さな)、ナハト(夜の)、ムジーク(音楽)と説明されていたのを見ていたからです。 でも、ひょっとして間違ったら恥をかくかも知れないと思い手を上げませんでした。それとこんなことを知っているとクラスメイトに自慢していると思われるのもいやだと思ったのかも知れません。 結局誰も手を上げなくて、先生は得意げに、これは「セレナード」と読むんだ。とみんなにさっきのドイツ語の説明をしていました。 モーツァルトのセレナードを聴くと、いつもあの時、もし手を上げて答えていたら、本当に成績の”5”をくれたんだろうか?と今でも思います。
|
||
|
2007-11-04 Sun 16:24
|
|
| 夜想曲〜Nocturne〜 |
|











