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クラシック音楽に興味のない方でも、おそらくこの曲は聴いたことがあると思います。3分ほどの短い曲で高度な技法はないのですが、甘美な旋律とロマンティックな雰囲気は魅力的でいまだに人気のある曲です。
この曲はポーランドの女流作曲家(アマチュアだったということです)バダジェフスカという人が18歳の時に作曲した音楽です。1859年にこの楽譜がパリの音楽雑誌の付録として発表されると、フランス、ドイツ、イタリア、イギリス、オーストラリア、アメリカの80を超える出版社から刊行され、一躍世界的に有名になったわけです。彼女はサロン音楽を30余り作曲したというのですが、現在はこの〈乙女の祈り〉だけが知られています。 そして、27歳(23歳という説もあります)という若さで亡くなったので、余計にこのはかない祈りが涙を誘うのですが、後に「かなえられた祈り(乙女の祈りの答え)」というのも、作曲されているのできっと彼女の祈りは叶えられたのでしょうね。 このようにたった一曲だけが有名になり、後世に名前が残っている作曲家は何人かいます。ネッケ「クシコスの郵便馬車」、マリー「金婚式」、モンティ「チャールダッシュ」、イヴァノヴィッチ「ドナウ川の漣」などが思い浮かびます。これらは今風にいうと「一発屋」とも言うのでしょうが何曲書いても全然ヒットしないよりはずっと幸せでしょう。 こうして、何十年、何百年と人々の記憶に残っているのですから。
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2007-07-23 Mon 18:58
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今日は小中学生には楽しい夏休みの初めての日曜日。窓を開けると涼しい風に乗って「セミ」の声も聞こえてきます。
昨日はハノイであったサッカー・アジアカップはオーストラリアに勝利。昨年のワールドカップでの敗戦のお返しをして、こんなに気持ちのいい朝もありません。 そんな気分を反映して、今朝はブラームスのハンガリー舞曲を聴きました。ブラームスの出世作のこの舞曲集は全部で21曲あり、元々はピアノ連弾用に書かれています。 現在では管弦楽曲として有名ですが、これらはほとんど他人の編曲なのです。ブラームス自身は第1・3・10番のみを管弦楽曲に編曲しただけで、ハーレン、パーロウ、ショルム、そしてドヴォルザークなどが編曲しています。 全曲を続けて聴いていると、なるほどそれぞれ編曲者の個性が出ていて楽しいものです。特に17番以降のドヴォルザークのものなど、まるでスラヴ舞曲を聴いているようです。 ところで、最近買ったハンガリーの指揮者:イワン・フィッシャーのCDは民族楽器(チェンバロン)やジプシーヴァイオリンを使ってより土着の民族音楽に仕立てていました。 私は昔からこの曲集が好きで、ピアノ版、ヴァイオリン版、ギター版とあらゆる編曲で聴いてきましたが、どれを聴いてもメロディの美しさにうっとりしてしまいます。 管弦楽版も指揮者の解釈の見せ所が多く個性があらわになるので、これほど面白い音楽もありませんね。アバドのはウィーンフィルの魅惑の弦楽器群を思う存分に鳴らしきり、素晴らしい演奏になっていると思います。
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2007-07-22 Sun 10:43
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せっかくの3連休だというのに、台風の影響で、昨日から一日中厚い雲に覆われていて、全く太陽が顔を出さない日が続いています。
梅雨明けする前に台風が来てしまったので、待ちきれなかった「セミ」が何匹か地上に出て必死で鳴いていましたが、その声も2日間も聞こえてきません。虫のこととはいえちゃんと結婚相手にめぐり合えたのだろうかと心配になってきます。 ところで、こんな薄暗い日にはどんな曲を聴こうかと考えましたが、明るい日差しを感じるヴィヴァルディのフルート協奏曲作品10にしました。 「海の嵐」「夜」「ごしきひわ」と題名がついた曲が3曲もあり、2番の「夜」を除いては明るく、晴朗な音楽ばかりで聴くものの心を明るくしてくれるからです。 この曲集は1730年ごろに出版されたと推測されていますが、最も画期的なのはフルート協奏曲集の史上初出版だとされていることです。ヴァイオリン協奏曲の巨匠が、このフルートでも力量が発揮されて素晴らしい作品になっています。 しかもこの曲集は、ブロックフルーテ(リコーダー)の為ではなく、はっきりフルートのためだと原譜にも記されているところが時代を先取りした傑作なのです。 今日はこの底抜けに明るいフルート協奏曲集を聴いて、台風の前のよどんだ気分を吹っ飛ばしてくれました。演奏はエマヌエル・パユが吹くCDがお薦めです。
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2007-07-14 Sat 18:06
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輸入CD店で素晴らしいCDを見つけました。とても感動したので、ご紹介いたします。
フィンランドのヴァイオリニスト、ペッカ・クーシストと兄のヤッコ・クーシスト兄弟によるバッハのヴァイオリン協奏曲全集でした。(フィンランドのオンディーヌ・レーベルです。)
私は初めて知った演奏家でしたが、日本にも1996年に訪れていました。1976年生まれですから20歳の時に来日したことになりますね。 このCDでは作曲家でもある2歳年上の兄のヤッコ・クーシストも共演しており2重協奏曲では兄弟揃っての音色の統一感が素晴らしくまるで多重録音のように思うほどです。また学究的なバロック・スタイルにこだわらず、しなやかな表現はいかにもフィンランドの透明感あふれる空気をも連想させる爽やかなものでした。 1987年創立のタピオラ・シンフォニエッタの若く透明感のある伴奏も、独奏者の響きとぴったりマッチしていて、清浄この上ないフィンランドの空気を呼吸しているかのようです。 現在フィンランドにはサラステ、サロネン、ミッコ・フランク、など若手の音楽家が多くいて世界の音楽界を牛耳る日もそう遠くはないと思わせるほどの盛況ぶりです。 この度のCDも思いがけなく手に入れたのですが、予想以上に素晴らしい演奏だったので、二人のイケメンぶりも手伝って、今後女性たちの人気も出ることでしょう。(もうすでに人気があるかもしれませんが・・・。写真はペッカ・クーシスト) ![]() |
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2007-07-13 Fri 00:24
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先週、面白いCDを手に入れました。ジャケットの美しさについ買ってしまったのですが、想像以上に素晴らしい音楽と演奏にすっかり魅せられてしまいました。
それは、シベリウスを生んだフィンランドを中心とした、現代作曲家たちの白夜のように、神秘的な音楽でした。ラウタヴァーラの作曲した、「鳥とオーケストラのための協奏曲」からメランコリーなど、それこそ北国の冷え冷えとした宝石のような美しい曲ばかりです。私はシベリウス、グリーグが大好きで、その後に続く北欧の作曲家のことはあまり知りませんが、聴いているうちに、やはりみんなシベリウスの遺伝子はしっかり受け継いでいるなあ・・・と強く感じました。 日本の武満徹の音楽によく似ていて、なるほど日本人はシベリウスが好きなのがよく理解できましたし、フィンランド人が持っている木々に宿る神々や自然を崇拝する気持ちは欧米人にはない精神構造だと思いました。 音楽からは人間らしい感情は感じられなく、ただひたすらに大自然からの音を音符にしたという作品ばかりです。CDにはグリーグやシベリウスの有名曲も収録されていますが、私はそれ以外のメリカント、パルムグレン、マデトーヤなどの現代作家に興味を持ちました。他にも知らない作曲家も多くありますがあまりの素晴らしさに時間を忘れるほどです。。 今日は下にあるオーロラの神秘的な景色のような美しい音楽に、北欧の白夜を満喫した一日でした。
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2007-07-05 Thu 22:58
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| 夜想曲〜Nocturne〜 |
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