クラシック音楽ファンに贈る♪名曲案内♪
暗く悲しい交響曲
今晩のNHK教育テレビのN響アワーではショスタコーヴィチの交響曲第5番を放送していましたね。
ちょうど風呂上りに見ていたら、ラールゴの暗い静かな第3楽章ではあまりにも冷たく暗い雰囲気なので、背筋がぞくぞくとしてすっかり湯冷めしてしまいました。風呂上りに冷たいビールを一杯!よりももっと心の底から冷え込む音楽でした。

私はクラシック音楽の中でも最も冷たく暗い音楽はショスタコーヴィチだと思っています。この暗さは共産党独裁の政権からの批判を戦々恐々としていた当時の芸術家のありのままの姿だったのかも知れません。当時政権からブルジュア的だと糾弾を受けて消えていった芸術家は後を絶ちませんでした。そんな中で生き残ってゆくには自分を殺して体制に迎合せざるを得なかったショスタコーヴィチの苦悩は想像を絶するものだったのでしょう。

ショスタコーヴィチの交響曲にはその苦悩の跡がくっきりと刻まれているようです。だから心の底から暗く絶望的な雰囲気を持っているのでしょう。私はよくこういう作品が共産党政権で認められたものだと驚きを禁じ得ません。聴いていると共産主義を讃美するどころか手ひどく批判しているようにしか感じないからです。

特に恐ろしいのは交響曲第11番「1905年」です。これほど暗く絶望的な恐ろしい音楽は他には思い浮かびません。題材は帝政ロシアの軍隊が民衆を弾圧する場面を描いたものですが、これはこのまま共産主義独裁政権が民衆を弾圧する姿に置きかえれます。

100年も前の出来事を題材にしていますが、これと同じことが未だに世界中で起こっています。いつになったら平和な世の中が来るのでしょうか。
今日は思いがけず背筋も凍るショスタコーヴィチの交響曲を聴いたのですっかり湯冷めしてしまいました。
これから心を温めるためにバッハを聴きます。そうしないと風邪を引きそうです。


ショスタコーヴィチ:交響曲第11番
ウィーン交響楽団 インバル(エリアフ) インバル(エリアフ) ウィーン交響楽団
B000JVS3LI







別窓 | クラシック音楽 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ロマンティックなヴァイオリン協奏曲
ベートーベン、ブルックナー、マーラーなどの交響曲を聴いているとかたぐるしくて疲れるので、たまには優しいロマンティックな音楽が聴きたくなりますね。

今日は久しぶりにヴィオッティ(1755〜1824年)のヴァイオリン協奏曲第22番を聴きました。彼はモーツァルトより一才年上でベートーベンより3年早く亡くなりました。
作曲のほかヴァイオリンの名手としても活躍し29曲ものヴァイオリン協奏曲を作曲しています。

古典派時代に生きた作曲家でしたが、彼の代表曲「Vn協奏曲第22番イ短調」は冒頭部分のメランコリックなカンタービレとロマンティックな楽想で当時の人々を魅了したといわれています。今聴いてもモーツァルト、ベートーベンの同時代とは思えないほどの甘美な旋律が充満していて驚かされます。

その甘さは例えるなら、ショートケーキの上から蜂蜜をかけたような甘さです。メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とよく似た雰囲気ですが、彼自身が著名なヴァイオリニストだったということでソロの部分の際立った美しさは例えようもありません。

ブラームスがこの曲を聴いて感激して創作意欲を刺激され、あの有名なVn協奏曲を作ったというほどの美しさです。

まだお聴きになられたことがないのなら一度聴いてみてください。現在CDカタログにはあまり残っていずマイナーな作曲家ですが、一度聴いたらその甘美な旋律がいつまでも耳に残ってしまうことでしょう。


ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏
ボベスコ(ローラ) ライン・パラティナ国立管弦楽団 ヴィオッティ
B00005FF6H





別窓 | クラシック音楽 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ハイドン;交響曲101番「時計」
ハイドンはバロック音楽の後の時代、古典派時代の大作曲家ですが、初期の頃はまだバロック的な手法の音楽がたくさんありました。
バッハの息子たちが作曲していたシンフォニアというジャンルを発展させ、4楽章形式の交響曲を完成させたハイドンは現在では”交響曲の父”と呼ばれています。

生涯に104曲もの交響曲を書きましたが、60歳の晩年に書き上げたロンドン・セットと呼ばれる12曲の交響曲はハイドンの代表曲となっています。
ところで61歳の時ロンドンで完成させた交響曲第101番は第2楽章で、のんびりした規則正しいリズムがまるで「チック・タック、チック・タック」と時計の振り子が鳴るように聞こえる事から「時計交響曲」と名づけられました。

ハイドンの交響曲の第2楽章は、びっくり交響曲や軍隊、などのほかの交響曲も、とても特徴的で味わい深い音楽が多いですね。
第2楽章は退屈な音楽が多い中、ハイドンの第2楽章はメロディックで親しみやすいので私は大好きです。

特にこの時計交響曲は多くの人がハイドンの最高傑作として挙げるほど充実した音楽で、全ての楽章が円熟の極みで、簡潔にして充分な筆致が惚れ惚れとするほどの完成度です。

これらの交響曲が書かれた頃、ベートーベンは20代だったので大きな影響を受けたことは間違いがないでしょう。ハイドンがいなければベートーベンが無かったくらい、ハイドンからの影響は大きかったと思います。

ベートーベンのお好きな方、ハイドンも聴いてみて下さい。きっとお好きになると思います。
コリン・ディヴィスとコンセルトヘボウ管弦楽団の演奏はきびきびとしたリズムとオーケストラの豊かな響きが他の演奏を圧倒しています。私の愛聴盤です。


ハイドン:交響曲第94番&第100番&第101番
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 デイヴィス(サー・コリン) ハイドン
B0009N2VSC



別窓 | クラシック音楽 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
今年はシベリウスの没50年祭
昨年はモーツァルト生誕250年の記念の年で、あらゆる場面でモーツァルトが登場してモーツァルト・ファンとしてはとてもうれしい一年でした。

ところで、今年は北欧フィンランドの大作曲家シベリウスの没後50年ということで、すでに記念の演奏会やCDの発売が多くなっています。

中学生時代に「フィンランディア」という愛国的な交響詩を聴いて衝撃を受けて以来、特別な愛着を持ち続ける私としては、とてもうれしい一年になりそうです。今年に入ってからレコード各社からシベリウス交響曲全集などのCDがたくさん発売されているので、お金がいくらあっても足らないほどです。

以前のレコード時代には、シベリウスの交響曲全集などまだ日本では発売されてなくて、確か日本の渡辺暁雄の指揮する全集が62年に初めて発売されたのを覚えています。(ステレオでは初の録音でした。)
その頃ステレオでは、オーマンディ、カラヤン、くらいが第2番を録音していたくらいでまだまだシベリウスはマイナーな作曲家でした。1957年まで生存していたので、版権の問題でそうは録音できなかったのかもしれませんが、今のように多くの指揮者が全集を録音しているのとは隔世の感があります。

さて、最近購入したコリン・ディヴィス指揮ロンドン交響楽団の演奏は
彼の2度目の録音とあって円熟の域に達していて実に味わい深い演奏でした。フィンランドの郷土色とか難解なものから、もっとインターナショナルな舞台に解き放った異色の解釈でとても感動させてくれました。

とにかくメモリアル・イヤーの今年は色んな指揮者の解釈による新しいシベリウス像が発見できるだろうと期待しています。


★渡辺暁雄/日本フィル:シベリウス交響曲全集 



★デイヴィス/シベリウス交響曲全集&交響詩ほか・7CD 


別窓 | クラシック音楽 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
若葉のきれいな季節はご注意!
夏のような暑い日があるかと思えば、昨日今日と冬に戻ったような寒さです。気をつけないと風邪を引きそうです。

だいぶこのブログをご無沙汰してしまいました。言い訳を言うと・・新しい仕事にかかっていて毎日忙しくて、ブログを書く余裕がありませんでした。

書いても書かなくても、何も責任のない気楽なことは、怠け癖が付いてしまうとついついご無沙汰してしまいます。人間やはり責任を持って何事もやらないといけませんね。そのために受験とかの競争があるので一生懸命勉強でもやるのですね。

さて、世の中次第に夏に向かって行き、花は咲き誇り、新緑の木々が目にまぶしい初夏の風景ですね。黄緑色の明るい若葉が太陽の紫外線を反射して身体に降り注いでくるので思いのほか日焼けするのもこの季節です。

お嬢様方は特にお気をつけください。小麦色の肌が美しい・・・というのは30までで、歳をとると、日焼けの痕がシミになりシワも深くなります。そうなってはもう手遅れなのでくれぐれもお気を付けください。


ニッコウキスゲ


別窓 | 日記 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
ゴールデンウィーク〜渋滞で聴くクラシック
明日から4連休になりますね。皆さまは故郷に帰ったり、海外に行ったりで楽しいゴールデンウィークを過ごされるのでしょうか。

田舎のない私は、近場の行楽地と友人宅を訪ねる予定ですが行き帰りの道中は、相当自動車が混むことでしょう。毎年この時期はどこも大混雑でした。そんな時は自動車の中で好きな音楽を聴いていると何とか楽しく過ごすことが出来ますね。

先日そんな時に聴く音楽「クラシックベスト101」という6枚組のCDを買いました。
無数にあるクラシックの名曲の中から、101曲が収録されているのですが協奏曲の一部分であったり、バレエ曲やオペラの序曲などで構成されていました。
自動車の中で無作為に聴くにはこれほど楽しいものはありませんね。自分では決して選曲しないのが入っていたり、意外な曲もあり結構楽しめます。

明日から、連休になるので同乗者にも楽しんでもらえるように、CDを選ぶのも楽しいものですが6枚もあれば、色んな音楽が網羅されているのでこれだけで充分だと思いました。

最近こういうセットものがたくさん発売されていて「誰がこんなセットを買うんだろうか?」と不思議に思っていましたが、一流の演奏が廉価で買え、またたくさんの音楽と触れることが出来るので、意外といいものだということがわかりました。6枚でたったの3000円というのも魅力です。

こんど、自分の持っているCDから自分の好きな音楽を作ってみようかなと思っています。まずは「元気の出るクラシック」というテーマで一枚作ろうと思います。
・・・・どんな曲がいいだろうかと考えるのも楽しいものですね。


★クラシック・ベスト101 


別窓 | クラシック音楽 | コメント:0 | トラックバック:0 | top↑
| 夜想曲〜Nocturne〜 |