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若いときに聴いた音楽と年齢がいったときに聴く音楽の印象が全く変わったことに驚くことがあります。
そんな曲にメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲があります。以前はチョコレートとクリームの上から砂糖をまぶしたような甘く胸焼けしそうな印象しかなかったのですが、最近ではこの甘さと美しさがたまらなく恋しくなってくるのです。過ぎ去った若く輝かしい青春時代を懐かしむかのようなやるせないメロディが胸を締め付けます。 特に第1楽章中間部のカデンツァが終わってヴァイオリンはアルペジオの音形を繰り返すうしろでオーケストラがあの有名なメロディを奏でるところは思わず涙が出てくるほどです。(ヴァイオリンにメロディを弾かせずにただアルペジオのみを弾かせるところなど憎い仕掛けですね) この曲はメンデルスゾーンが友人のヴァイオリニスト、ダヴッドの助言をもとに作曲されたとあってヴァイオリンの魅力が最大限に発揮されています。チャイコフスキーやパガニーニの協奏曲のように超絶技巧はない変わりに音楽に潜む気品と哀愁が全編にあふれています。 名前は忘れたのですが音楽評論家が「この曲は若いときにみだりに弾くべきではなく、長い人生を歩んでさまざまな事を経験した後に弾いてもらいたい曲である」と言っていた言葉を思い出します。 そういえば、ハイフェッツ、シェリング、オイストラッフ、スターンなどの大成した名人に名演が多いはずですね。なるほど楽譜に書かれていないところににじみ出る気品が若い演奏家とは違うはずです。 メンデルスゾーン : ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64 ハイフェッツ(ヤッシャ) ミュンシュ(シャルル) ボストン交響楽団 ![]() |
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2007-02-28 Wed 15:23
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| 夜想曲〜Nocturne〜 |
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