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若いときに聴いた音楽と年齢がいったときに聴く音楽の印象が全く変わったことに驚くことがあります。
そんな曲にメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲があります。以前はチョコレートとクリームの上から砂糖をまぶしたような甘く胸焼けしそうな印象しかなかったのですが、最近ではこの甘さと美しさがたまらなく恋しくなってくるのです。過ぎ去った若く輝かしい青春時代を懐かしむかのようなやるせないメロディが胸を締め付けます。 特に第1楽章中間部のカデンツァが終わってヴァイオリンはアルペジオの音形を繰り返すうしろでオーケストラがあの有名なメロディを奏でるところは思わず涙が出てくるほどです。(ヴァイオリンにメロディを弾かせずにただアルペジオのみを弾かせるところなど憎い仕掛けですね) この曲はメンデルスゾーンが友人のヴァイオリニスト、ダヴッドの助言をもとに作曲されたとあってヴァイオリンの魅力が最大限に発揮されています。チャイコフスキーやパガニーニの協奏曲のように超絶技巧はない変わりに音楽に潜む気品と哀愁が全編にあふれています。 名前は忘れたのですが音楽評論家が「この曲は若いときにみだりに弾くべきではなく、長い人生を歩んでさまざまな事を経験した後に弾いてもらいたい曲である」と言っていた言葉を思い出します。 そういえば、ハイフェッツ、シェリング、オイストラッフ、スターンなどの大成した名人に名演が多いはずですね。なるほど楽譜に書かれていないところににじみ出る気品が若い演奏家とは違うはずです。 メンデルスゾーン : ヴァイオリン協奏曲ホ短調Op.64 ハイフェッツ(ヤッシャ) ミュンシュ(シャルル) ボストン交響楽団 ![]() |
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2007-02-28 Wed 15:23
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たいそうな名前の交響曲ですね。初めて聴いた時、「驚愕」とサブネームがあったので、さぞかし度肝を抜かすような交響曲だろうなと思ったら、ティンパニが一発鳴るだけなんですね。
18世紀の人たちはこれくらいの音で驚いていたのでしょうか?今ならテインパニに加えて大太鼓、シンバル、おまけに銅鑼も一緒に思い切り叩いて欲しいくらいです。これくらいの音じゃなければ「驚愕」はしないでしょうね。 この94番交響曲は「びっくり交響曲」と書かれたCDもありますが、このほうがあっているような気がします。驚愕とは大げさ過ぎます。 ハイドンの交響曲にはこの他、名前のついた曲が何曲かあります。96番の「奇蹟」は曲とは全く関係がなく、この曲があまりに素晴らしいので、聴衆がハイドンを称えるため舞台袖まで押し寄せたそのとき、ちょうど空いた観客席にシャンデリアが落下したのです。奇蹟的に誰一人としてけが人がなかったということでこの名前がついたそうです。 関係がないとはいえ、この曲を聴いているとなぜか奇蹟が起こるような気がするから不思議ですね。 ハイドンの音楽はそんな、人を幸せにしてくれる「オーラ」があるようですね。私はそんな明るいハイドンの音楽が大好きです。 ハイドン:ロンドン(ザロモン)交響曲集 クイケン(シギスヴァルト) ラ・プティット・バンド ハイドン ![]() |
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2007-02-26 Mon 01:06
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今日、輸入CD専門店でペトリのリコーダーでヴィヴァルディ:リコーダー協奏曲集を買いました。
以前、来日公演のときにその美しい姿とそれを上回るリコーダーの技巧の素晴らしさに圧倒されてしまったので、それ以降ペトリのCDを見つけたら買うようにしているのです。 小学校でも習う、一見簡単そうなリコーダーでヴィヴァルディの超絶技巧をなんなく吹きこなす腕前にはいつも圧倒されっぱなしです。 半音のキーもなく、穴が開いているだけの単純な楽器なのにどうしてこれほどの表現が出来るのでしょうか? つくづく楽器の良し悪しではなく腕前にあるんだなあと思わせてくれる演奏ばかりでした。特にRV445のイ短調協奏曲はピッコロで演奏されることもある速いパッセージの連続する箇所があり、そんなところもまるで小鳥がさえずる様にらくらくと吹きこなすには驚かされます。 CDを聴いていてもあの妖精のような美しいミカラ・ペトリの姿が思い起こされます。そしてリコーダーが奏でる夢のような魅力的な音楽にどっぷり浸ってしまうのです。
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2007-02-23 Fri 22:52
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メーテルリンクの「ペレアスとメリザンド」はドビュッシー、フォーレ、シェーンベルクなど多くの作曲家によって傑作が生まれていますが、シベリウスも1905年にこの劇の為の音楽を書いています。
9曲からなる組曲はシベリウス独特の清楚な響きで統一されており、温度の上がらない北欧の冷気を感じる音楽です。また微妙なニュアンスを持った断片的な楽想が次第に変化してゆくパターンはシベリウスの初期、中期のロマンティックな作風を残しており、単純な曲に深い陰影を与えています。 劇は2人の男の愛に板ばさみになったメリザンドの悲しい運命を描いたもので、暗く陰鬱なムードをもっていますが、印象派を思わせる神秘的な音楽は一度耳にしてしまえば忘れられないほどの大きな感動を与えてくれるでしょう。 作品43の第2交響曲と47のヴァイオリン協奏曲のちょうど中間に当たる作品なので、非常に脂の乗り切った時期の作品だけあって聴き応えがあります。 シベリウスの交響曲がお好きな方は、一度こういう劇音楽を聴いて見られたら如何でしょうか?北欧ムードにたっぷり浸ることが出来ますよ。
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2007-02-22 Thu 19:18
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チャイコフスキーの有名なバレエ「白鳥の湖」に先立つこと6年前に、初演されたドリーブの「コッペリア」はロマンティック・バレエの傑作です。
ETA・ホフマンの原作による「コッペリア」は、精巧に作られた美しい機械人形に恋した若者の物語を見事にバレエ音楽にしたものです。このバレエ音楽は見るだけでなく、耳で聴くだけでも充実しています。 ホルンの幻想的な響きで始まる前奏曲は、やがて弦が加わって華やかに高潮しマズルカのリズムをとって力づよい舞曲調になります。この音楽は昔、民放テレビのニュースの番組のタイトルバックで使われていました。今でもこの曲を聴くと子供のころを思い出します。 音楽は全編洗練された幻想味にあふれたもので、楽想も現代感覚に富んだ完成度の高いものです。また新鮮な管弦楽法を駆使した音楽でチャイコフスキーをして「私の白鳥の湖は到底ドリーブの音楽のそばにも寄れない・・・」と嘆かせたほどの美しさです。 ドリーブはこのあと「シルヴィア」も作曲して、フランスバレエ音楽の巨匠としてゆるぎない地位を獲得するのです。 私はこのバレエ音楽が大好きでよく聴くのですが、管弦楽の変化に富んだ曲想はどの場面を聴いてもわくわくするほどの楽しさです。 チャイコフスキーは死の前年1892年に、同じホフマンの原作の童話「くるみ割り人形」からバレエ音楽を書き、ついにドリーブに並ぶ傑作を作り上げたというのは単なる偶然からでしょうか? 「コッペリア」と「シルヴィア」は多少録音が古くなりましたが、アンセルメ指揮の名盤が未だに最高でしょう。 ドリーブ:コッペリア アンセルメ(エルネスト) ドリーブ スイス・ロマンド管弦楽団 ![]() |
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2007-02-21 Wed 22:51
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モーツァルトがシュタットラーというクラリネットの名人のために、名曲クラリネット協奏曲作ったように、ウェーバーもハインリッヒ・ベールマン(1784-1847)という名人のために協奏曲を作曲しました。
ウェーバーは全部で6曲クラリネットの為の曲を作っていますが、これらは全て、ミュンヘン宮廷楽団のクラリネットの名手ベールマンに刺激されてのことでした。 現在、クラリネット協奏曲の傑作として、残っている2曲はいずれも高度な技術と音楽性が要求され、クラリネットの特色を最大限に発揮できるように作られています。 また、第2楽章のロマンティックな雰囲気は完全にロマン主義の時代を先取りした美しいもので、このクラリネットの明るい音色と優雅でリリカルな表現は管楽器の新しい時代の到来を感じさせるものでした。 現在聞いても、至難な演奏技術が必要なことを考えても、当時のベールマンの技術がいかに高かったかうかがい知ることが出来ます。 クラリネット協奏曲第2番は1811年に初演され、熱狂的な称賛を受けましたが、ウェーバーは「ベールマンの神業のおかげだ」と言ったそうです。 ウェーバー:クラリネット協奏曲 マイヤー(ザビーネ) ウェーバー ブロムシュテット(ヘルベルト) ![]() |
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2007-02-20 Tue 19:38
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コンピューターで作られた完璧な演奏は次第に飽きてきます。各音符を完全に同じ長さで取り、インテンポでの音楽はその完璧さゆえに味気ないものになります。
もし、完璧なテンポで整然とした演奏が美しいのなら指揮者は必要ではなく「メトロノーム」を指揮台に置いておけばいいでしょう。 指揮者が要求するのは音楽の表情の変化ですが、これは無意識にテンポを伸縮させたり抑揚をつけて音に意味を語らせています。 われわれ聴衆が、この音楽を聴いて感動するのはこの音の揺らぎでしょう。戦前の指揮者の中には、このテンポの伸縮が極端な例がよくあり、今聴くと「ちょっとやりすぎじゃないの」というのにも出会いますが、これはこれで当時は人気があったのでしょう。メンゲルベルクやワルター、フルトヴェングラーなど戦前の録音を聴くと現代の演奏とはあまりに違うので驚いてしまいます。 音楽の味付けが濃く圧倒されるほどです。録音媒体の発達していない昔は、繰り返して聴く機会がなく、演奏自体を強烈に印象深くしないと聴衆に与えるインパクトがなかったことも影響していたのでしょう。 演奏会で生で聴くには変化のある刺激的な演奏ほど感動するのですが、いざ録音で聴いた場合引いてしまうかも知れません。 バッハ:マタイ受難曲 エルプ(カール) ツァンクルスト少年合唱団 アムステルダム・トーンクンスト合唱団 ![]() |
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2007-02-18 Sun 15:36
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ギター1本でストラヴィンスキーの春の祭典を演奏するという無謀な試みをしたCDを聴きました。(約15年ほど前に買ったものです)
1943年生まれのジャズロック・ギタリスト”ラリー・コリエル”のソロです。彼はこの後シエラザード、ボレロなども演奏しておりクラシックの難曲に挑戦し続けています。 日本人でも山下和仁が展覧会の絵、火の鳥などをギターで演奏していますが、春の祭典は誰も挑戦しなかった難曲だと思います。 83年の録音ですので彼が40歳の時の録音ですが、全曲35分もあるこの管弦楽曲を克明になぞって編曲してあり、聴いていても息をもつかせません。若くなければ出来ない曲でしょうね。 私はこの「春の祭典」が大好きで、出ているレコード、CDを片っ端から集めて聴いてきましたが、さすがギターのみの演奏には驚いてしまいました。以前、ジャズトリオでの短縮版(10分ほど)は聴きましたが、コリエルは全曲演奏しています。1ページに60段も譜面があるといわれるこの曲をどのように弾いているのか、興味だけでこのCDを買いました。 聴いた感想はと言えば、荒々しい雰囲気がありなかなか健闘しているというものです。もし春の祭典を知らない人が、不協和音ばかりのこの現代音楽を初めて聴いたらどんな印象になるのでしょうか? クラシックに興味のない友人に聴かせたら「汚い音のうるさいだけの演奏だ」との酷評でした。 ところが私は、ギターの音色の後ろに「管弦楽」の音色を感じ、最後まで楽しめました。春の祭典を飽きるほど聴いたものにとっては、この無謀な演奏は本当に新鮮に感じ、またその健闘を讃えたいと思います。 それにしても、この演奏が終わったら指から血が出たのではないでしょうか?そんな心配までしてしまいました。 シェエラザード&ボレロ ラリー・コリエル ![]() |
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2007-02-12 Mon 18:03
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5曲あるピアノ協奏曲の中で、もっとも地味な協奏曲ですが、よく聴くとこれほど内面的な充実した音楽もありません。
いきなりピアノ・ソロから始まるのも個性的だし、第2楽章から3楽章へ切れ目なく続き曲想を重視する書き方は時代を先取りしていたといえるでしょう。 音楽は終始、瞑想的で穏やかに進んでゆき第5番とは正反対の雰囲気を持っています。5番が”皇帝”ならこの4番はギリシャの彫刻にあるような均整の取れた気高く美しい”女神”を思い浮かべます。 この曲の初演は、1808年12月22日運命交響曲と田園交響曲、そして合唱幻想曲やミサ曲ハ長調などと同じ日にされました。全曲初演ということで演奏家の準備不足や聴衆のレベルが低かったこともあって大失敗だったそうです。そして、この協奏曲の再演はベートーベンの死後の1830年ということで、20年以上も忘れられていたことになります。 それにしてもこの日の演奏会の豪華なこと!ベートーベンの最高傑作が”ひと盛いくら”というように売りに出されたようですね。しかもピアノはベートーベン自身が弾いたということですから、もし”タイムマシン”があればこの日に行って聴いてみたいものです。さぞかし夢のような一日だったに違いありません。 Beethoven: Piano Concerto No. 4; Piano Sonatas Opp. 109 & 110 Ludwig van Beethoven Kurt Masur New York Philharmonic ![]() |
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2007-02-09 Fri 14:29
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ハイドンの作とされるこのオーボエ協奏曲は古典派後期の名曲のひとつです。でも、残念なことにまだハイドン作とは証明されていないので「伝ハイドン」と表記されています。たとえハイドン以外の誰であっても、このように素晴らしい作品を書ける作曲家は限られているでしょうね。
いずれ、自筆譜が発見されれば決着が付くのですが、私はどう聴いても、ハイドンのように思えるのですが・・・・。 第1楽章のトランペットとティンパニを伴った輝かしい開始から、もうハイドンの世界が広がっているように思います。 2分もの長い前奏が終わると、チャーミングな音色のオーボエが登場し、ソナタ形式の12分もあるこの楽章を心置きなく吹きまくり、聴くものをひと時も飽きさせません。第2楽章は魅力的なロマンツェで全編歌にあふれています。続く第3楽章ロンドは、オーボエの特徴である小気味良いスタッカートが聴かせどころであり、技巧的にも奏者を満足させる見事な作品です。全曲25分もある充実した協奏曲で後のモーツァルトのオーボエ協奏曲にも引けをとらない傑作だと思うのですが如何でしょうか? 私は、ハイドンの代表作トランペット協奏曲との共通点を強く感じます。モーリス・アンドレがこのオーボエ協奏曲をトランペットで演奏していたCDを聴きましたが、まさしくトランペット協奏曲第2番だと思いました。だから今度は、トランペット協奏曲をオーボエで演奏してもらいたいものですね。そうすれば、偽作とされているオーボエ協奏曲といかによく似ているか分かるはずです。 以前ハイドンのチェロ協奏曲第1番と2番が偽作だと疑われていましたが、近年(1961年と64年に)自筆譜が発見されて、ハイドン作と決着がついたように、オーボエ協奏曲も発見されるかも知れませんね。 Haydn: Flute Concerto; Oboe Concerto Franz Joseph Haydn Vilmos Juptner Budapest Liszt Ferenc Chamber Orchestra ![]() ハイドン:オーボエ協奏曲ハ長調/トランペット協奏曲変ホ長調/チェンバロ協奏曲ニ長調■ピノック/イングリッシュ・コンサート■他 トレヴァー・ピノック イングリッシュ・コンサート ポール・グッドウィン |
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2007-02-07 Wed 23:52
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今晩、NHKで映画「サウンド・オブ・ミュージック」で有名なトラップ一家の次女、マリアの証言によるドキュメンタル番組を放送していました。
私はこの映画が大好きで何十回見たか分かりませんが、アメリカに亡命した以後は全く知りませんでした。 アメリカではナチスのスパイの疑いをかけられたり、脱出時に借りた巨額の借金の為、貧しい生活がつづいたとか、長男と次男が徴兵されヨーロッパ戦線に従軍したりして、大変な苦労をしたそうです。 でも、母マリアはいつも笑顔を忘れず、歌を仕事にして一家を支えてゆき、やがて市民権も得てバーモントに家を建てるまでになったということでした。 番組では92歳になる次女マリアがアコーディオンでオーストリー民謡を歌ってくれました。 そして、トラップ一家の全員が揃って公演しているもようの映像もあり、全く映画と同じ情景だったので懐かしさでいっぱいになりました。映画の一場面にある愛らしい子供たちと、美しいジュリー・アンドリュース扮するマリアが歌う姿とダブって目の間に広がりました。 この番組を見たあと、無性に「エーデル・ワイス」が聴きたくなりました。この曲は本当に美しい音楽ですね。聴くたびにトラップ一家のことを想い感動してしまいます。
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2007-02-06 Tue 01:23
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演奏会で一番どきどきする瞬間は、オーケストラ団員が舞台に揃ってチューニングするときですね。その日の演奏の期待感が一気に盛り上がる時です。
コンサートマスターの合図によって、オーボエがA(ラ)の音をまっすぐ、長く伸ばし、弦楽器、管楽器などがそれに合わして行く時の高揚感はなんとも言えませんね。A音が定まれば各楽器が、てんでに音階を鳴らし、さながらひとつの曲のように響きます。私はいつもこの演奏会が始まる前の雰囲気が大好きです。 張りつめた緊張と、大きな期待感が入り混じったこのわずかなチューニングの時から演奏会はすでに始まっているのですね。 ところで、なぜオーボエのA音に合わせるのでしょうか?オーボエが最も正確だから、という説や、その反対に最も湿度、温度などの気候の変化に敏感で不安定だからそれに合わせるという説があります。 でも、今ではチューニング・メーターという機械を持って上がるので音程が狂うということがないので、多分オーケストラの中で一番通る音色だし長く伸ばせるからだと思います。 管楽器の中でロングトーン(音を一息で長く伸ばす)の試合をすると、オーボエはいつも第一位になるので、これは間違いがないでしょう。
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2007-02-04 Sun 21:34
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昨日に引き続きシベリウスを聴きました。今日はフィンランドの若手、ちょっとトム・クルーズ似の「エサ=ペッカ・サロネン」が指揮するシベリウス名演集です。
私はシベリウスが大好きで、あらゆる指揮者の演奏を聴いてきましたが、このサロネンの指揮する「クレルヴォ交響曲」を聴いてからというもの、彼の大ファンになってしまいました。その後、レミンカイネン組曲、交響詩・伝説、などを聴くにつけてフィンランドの自国の音楽の共感だけではなく、作曲家としての観点から、作曲者の心理や意図を鋭敏に読み取ったような深い解釈に新しいものを感じました。 その後、グリーグ、ストラヴィンスキーの作品なども鑑賞してゆくにつれて彼の劇的迫力と詩的な情感のバランスのよさに感心するばかりです。これは若いときのマゼールと共通するところがありますが、サロネンの場合、フィンランド人の気質から来るのか(?)より自然で幻想的な美しさがあります。 今度はシベリウス交響曲全集を録音してもらいたいものです。それもフィンランドのオーケストラではなく、常任をしているロスアンジェルス・フィルで。 ロス・フィルはアメリカのオケとは思えない澄み切った音色があり、さながらフィンランドの森にこだまするような幻想的な音色がシベリウスにはぴったりです。
シベリウス:VN協奏曲 ベル(ジョシュア) ロスアンジェルス・フィルハーモニック シベリウス |
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2007-02-03 Sat 11:25
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2月になりようやく冬らしくなりました。暖冬ということで今までここでは雪さえ降りませんでしたが今晩は降るかもしれません。
音楽では冬を連想させる曲はたくさんあります。ロシア、北欧の作曲家たちはどんな曲を書いても、冷え冷えとした空気感が充満しています。 その代表選手は、チャイコフスキー、グリーグ、シベリウスです。チャイコフスキーのくるみ割り人形の後半に出てくる「雪片のワルツ」では空からはらはらと落ちてくるぼたん雪の舞う情景が彷彿とします。 グリーグも有名なピアノ協奏曲では全編冷たい張りつめた空気が感じられます。決して暖かい風は吹いてきません。 また、全ての作品が冬の雰囲気であるシベリウスはもっともっと寒い、極北の厳しさがあります。私はこの感覚が大好きなのですが、特に寒く冬を感じる曲は「レミンカイネン組曲」「ヴァイオリン協奏曲」「交響曲全曲」などで、全てが冷たい冬景色を思い描きます。 私が大好きな最初期の交響詩「伝説」は雪景色がぴったりです。音楽が冷気をはらんでいて人間の存在を感じられない大自然の厳しい冬景色を思わせます。猛吹雪が終わり雪山に月が顔を出す頃、空には神秘に輝くオーロラがゆれている。・・・・そんな光景です。 雪の降るときにこの音楽をBMGにしたらこれ以上効果の上がる音楽はないと思います。機会があれば山で雪の降る景色をビデオに撮って音楽映画を作ってみたいなあと思っているほどです。
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2007-02-02 Fri 22:25
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| 夜想曲〜Nocturne〜 |
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