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たった今、テレビでベートーベンの第九を聴き終えたところです。
上岡敏之の指揮NHK交響楽団の素晴らしい演奏でした。歯切れの良い実に若々しい演奏でN響も楽しそうに演奏する様がとても心地よかったです。 毎年の恒例とはいえ、大晦日にこの壮大な交響曲を聴くということは、新しい年への力強いステップになりますね。腹の底から湧いてくる生きることの喜びを感じさせてくれるこの音楽は、今日も思いっきり感動させてくれました。 今日は夜中にはベルリンフィルの06年ジルベスター(大晦日)コンサートがありますし、明日の夜には世界中のクラシック・ファンが心待ちにしているウィーンフィル・ニューイヤー・コンサートがあります。 指揮者は久しぶりのズビン・メータで今度はどんなワルツを聴かせてくれるのかおおいに楽しみです。 テレビでは紅白歌合戦、K1、お笑い、占い、と盛りだくさんの楽しい番組がひしめいていますが、クラシック・ファンにも楽しみな年末年始です。それでは皆さまも良いお年をお迎えください。
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2006-12-31 Sun 21:43
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もうすぐ’06年も終わろうとしています。私の音楽鑑賞のこの一年を振り返って見ると”モーツァルト生誕250年”という記念の年ということがあって、例年になくモーツァルトばかりを聴きました。演奏会やテレビでの番組もよくありましたし、購入したCDも相当な数になりました。
まず交響曲全集を3種類、ピアノ協奏曲全集を2種類、喜遊曲&セレナード全集、管楽セレナード全集、弦楽四重奏曲全集、その他オペラ、Vn協奏曲など、片っ端から買いました。 来年からはもうしばらくは発売されないだろうから、思い切って買ってしまいました。そして後期の有名な曲は聴いて知っていましたが初期の音楽にも初めて出会って、モーツァルトの天才ぶりをまざまざと実感しました。 駄作というものがないのです。どれを聴いても聴くものの心を満たしてくれる旋律にあふれているのです。 今年はモーツァルトの音楽にすっかり魅了された一年といってもいいでしょう。だからこの年末にはモーツァルトの音楽で締めくくろうと思っています。 必ずしもいいことばかりの一年ではありませんでしたが、高望みをしても仕方ありません。また来年に希望を託して行こうと思っています。 今、モーツァルトの喜遊曲を聴きながら書いています。伸びやかで優雅なこれらの曲を聴きながら今年を思い返すのも楽しいものですね。
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2006-12-30 Sat 23:19
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テレビも年末特番とかで、見るべきものがないので、つれづれに聴いたカール・シュターミッツのチェロ協奏曲があまりにも素晴らしかったので、思わず聞き入ってしまいました。
交響曲の始祖でマンハイム楽派の中心人物、ヨハン・シュターミッツを父にもつカールはヴァイオリン協奏曲、クラリネット協奏曲など優れた作品が多くあります。 今日聴いたチェロ協奏曲は同時代のハイドンの作品に負けない、堂々とした協奏曲でした。私はこの時代(18世紀)のCDをたくさん持っていますが、あまり聴いていなくてCD棚に眠っていたのです。今回聴いたところ私の大好きなハイドンのチェロ協奏曲と少しも遜色のない、素晴らしい作品に驚いてしまいました。 改めてコレクションを探したところ、フルート協奏曲、クラリネット協奏曲と4枚も出てきました。今日はそれらのCDを順に聴いているのですがどの曲もハイドンとモーツァルトに引けを取らない傑作そろいなのでびっくりしました。今までうかつにも無関心でいたことを恥じ入るばかりです。これからはじっくり聴いてゆこうと思ったのです。 でもこのシュターミッツには父ヨハンと弟アントンがいて、みな素晴らしい作品を残しているというではありませんか。また私のCDコレクションが増えるなあとちょっと危惧しています。 シュターミッツ:チェロ協奏曲 ベンダ ![]()
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2006-12-28 Thu 00:29
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とうとう終わってしまいました。私の大好きだったドラマ「のだめカンタービレ」が。こんなに早く終わるなんて思ってもいませんでした。
漫画では16巻まで出ているので、少なくとも春まではあるものだと思っていました。劇中で演奏する曲も素晴らしいのですが、挿入されていた音楽も素晴らしく特に印象に残っているのは、ドヴォルザークのスラヴ舞曲10番で重要な場面で出てくるので頭にこびりついています。 最終回は、”のだめ”こと野田恵と先輩の千秋のふたりがお互いなくてはならない関係だと気づき、ふたりしてヨーロッパ留学を決意するというハッピーエンドでした。 そして指揮者千秋の日本での最後のコンサートに選んだ曲は、思い出深いベートーベンの交響曲第7番でした。この曲はこのドラマのメインテーマといえるくらい重要な曲で、学生オケとは思えない見事な演奏でこのドラマを締めくくっていましたね。 私も学生オケでこの曲を演奏した想い出があるので、つい感情移入してしまい最後にはウルウルしてしまいました。劇中でも楽団員の連中の瞳にも涙が光っていました。(これはどう見ても演技ではないような感じがしました) 本当に音楽の力はすごいものですね。数十人の演奏者の心をひとつにして作り上げてゆく芸術の素晴らしさは、絵画や文学などにはない感動の大きさだと思いました。 みんなで作り上げてゆく達成感の大きさは音楽に勝るものはないですね。だから涙が出るほど感動させるのですね。 とにかく、こんなに楽しいドラマが終わってしまったので残念でなりません。フジテレビさん早く続編を作ってください!待っていますよ。 でも、言っておきますが決して「アニメ化」はしないでくださいね、お願いします!(アニメだったら見ないと思います)
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2006-12-26 Tue 18:56
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クリスマス・イヴの今朝、テレビ「題名のない音楽会21」という番組で、韓国の世界的ソプラノ歌手”スミ・ジョー”がカッチーニの「アヴェ・マリア」を歌ってくれました。伴奏はユーリ・シモノフ指揮モスクワ・フィルと、これまた豪華な演奏でした。
16世紀イタリアの作曲家のこの曲は最近編曲されていろんな歌手が歌っていますが5分ほどの曲の歌詞はただ一言、静かに”アヴェ・マリア、アヴェ・マリア”と繰り返し歌うだけです。私はいろんな作曲家の”アヴェ・マリア”を聴いてきましたが、これほど単純で感動する曲はありません。 歌詞はただ一言”アヴェ・マリア”だけなのですが、この聖なる名前が光さす天空から舞い降りてきてしばらく地上を漂ったかと思うと、また天空へと飛び立ってゆくようなやさしさと哀しさが入り混じった夢のような音楽なのです。 まだ聴いたことのない方一度聴いてみてください。クリスマスにはぴったりの心が清らかになる音楽ではないでしょうか。
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2006-12-24 Sun 18:04
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クラシック・ファンなら一度は指揮台に上がって交響曲を振るのが夢ですね。
ところで昔レコード時代に夢のような企画の交響曲全集が発売されたのです。ベートーベンの交響曲全曲を全て違う一流の楽団で録音した幸せな指揮者がいました。 それはチェコの大指揮者ラファエル・クーベリックでした。1971年から75年にわたって世界のオーケストラと全9曲を録音しました。交響曲第1番はロンドン交響楽団、2番はコンセルト・へボウ管、以下ベルリン・フィル、イスラエル・フィル、ボストン響、パリ管、ウィーン・フィル、クリーヴランド管、そして第9番はクーベリックが常任をしていた、バイエルン放送交響楽団でした。このラインナップを見ただけでため息が出そうです。 このレコードを買って毎日聴いていましたが、それぞれのオーケストラの個性が出ていて本当に面白いものでした。そしてどの楽団も対抗意識があるのでしょうか、いつもよりは「力」がこもった超名演になっていたように思います。 こんな楽しい夢のような企画はもう出来ないのでしょうか?21世紀の今だと誰がこの壮大な企画を成功させる力を持っているのでしょうか。人気、実力、人望と3拍子そろった指揮者じゃなくては勤まりませんね。どこかこんな企画をもう一度やってくれるレコード会社はないでしょうか?
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2006-12-23 Sat 00:31
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いよいよ、テレビドラマ「のだめカンタービレ」はクライマックスにかかろうとしていますね。今週の放送は仕事で見られなかったので、留守録しておいたものを昨日見ました。
「マラドーナ・コンテスト」の最終選考まで勝ち上がった「のだめ」ちゃんの教師が選んだ曲はなんと!シューマンのピアノソナタ第2番とストラビンスキーのペトルーシュカだとは。 この難曲2曲をたった2日間で仕上げるという過酷な試練に直面した「のだめ」の死闘が息を呑むような迫力で伝わってきました。 しかも体調不良の発熱の為、一日は練習できず、CDを聞いて覚え、後は会場に向かうバスの中で譜面をさらうという曲芸をやってのける「のだめ」ちゃんはきっと天才に違いありません。ドラマでは、順調にこなしていたのに途中でテレビ番組「今日のお料理」のテーマソングがペトルーシュカの音楽に紛れ込み、惜しくも入賞を逃すという結果でした。 なぜ、今日のお料理のテーマが紛れ込んだかというと、会場に向かうバスの中でコンテスト参加者の一人が持っていた携帯が鳴り出したからなのです。このときの呼び出しの音がのだめの頭に入り込んだからでした。そして落選して意気消沈してどこかへ姿をくらますところで終わっていましたが、来週はどうなるのでしょうか?心配でなりません。 このドラマももう終わりそうな予感がするので、もしなくなったらとても寂しい気がします。こんな楽しくはらはらさせるドラマに出会ったのも久しぶりでした。もっともっと続いて欲しいと思うこのごろです。
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2006-12-21 Thu 21:02
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アリアといえば、オペラなどの見せ場で恋人に思いを寄せる感動的な詠唱が多くあります。オペラ魔弾の射手のアガーテの詠唱はこのオペラのクライマックスでしょう。そのほか、カンタータで歌われる神に捧げる数々のアリアも印象に残っています。
今日のテーマ、ヘンデルのオペラ「セルセ」の中にある「オンブラ・マイ・フ」は人に向かって歌われているのではなく、木々の思い出を切々と歌い上げているところに特徴があります。 日本語訳では「なつかしい木陰」とされていて、愛するすずかけの木々とその木陰の優雅で優しい光景を歌い上げています。 ヘンデルはこのほかオペラ「リナルド」で「私を泣かせてください」という痛切なアリアも作曲していて、オペラ作家としての力量を見せてくれています。 以前はヘンデルのオペラはほとんど聴く機会がありませんでしたが、最近ではCD,DVDで紹介されることが多くなりました。 これには、本来、カストラート(去勢された男性のソプラノやアルトの歌手)の役だった重要な役をこなせる、メゾ・ソプラノやカウンター・テナーの歌手が多く現れたからでしょう。 ヘンデルのラルゴとして有名なこの「オンブラ・マイ・フ」は宗教的な深みも湛えた素晴らしいアリアですね。聴くたびに感動してしまいます。これからはヘンデルのオペラに注目です。
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2006-12-17 Sun 11:45
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クリスマスになれば「きよしこの夜」の歌をクリスチャンならずとも、一度は歌われたことがあるでしょう。「ジングルベル」の音楽と並んでクリスマスにはなくてはならない曲ですね。
この優しくまた清らかな小曲は1818年のクリスマス・イブにオーストリーのオーベルンドルといういう村の教会の牧師ヨーゼフ・モールの作詞とオルガニストのフランツ・グルーバーによって作られました。 当時あいにくオルガンが故障していたので、グルーバーは愛用のギターで作曲したと言われています。ギターの伴奏で小さな少年聖歌隊によって歌われたこの歌は瞬く間にヨーロッパ中に広まり、今ではクリスマス・キャロルの代名詞のように親しまれています。 私はクリスチャンではありませんが、この曲を聴くと心が洗われる様な気がします。 簡潔な歌詞と無駄のないメロディが心にまっすぐ飛び込んできて、あらゆる穢れを落してくれるようです。こんなに短く簡単なメロディなのになぜか感動させる力を持ったすばらしい音楽です。グルーバーの名はこの1曲で永遠に残ることでしょう。
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2006-12-15 Fri 21:42
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今日インターネットのニュースを見て、びっくりしました。あの奇人の音大生”のだめ”こと「野田恵」が実在するとは!
記事によると、作者が運営するホームページの掲示欄に投稿してきた音大生の少女の写真を見て、この物語のイメージが湧いたそうです。 その後、音大を卒業して福岡県でピアノ講師をしている野田さんに度々電話で話をしてストーリーのアイディアを練るということが書かれていました。道理で漫画だとはいえ、お話にリアリティがあるはずです。 一方テレビのほうは”のだめ”がいよいよピアノ・コンクールに出場するし、指揮者の千秋先輩はヨーロッパ留学することを決心したので、今後新しい展開が期待されますね。 私にとってはひさしぶりの楽しくわくわくするような面白いドラマに出会ったので毎週月曜日が楽しみです。 そして、このドラマの主人公が実在の女性だと知ってますます興味が湧いてきました。最後まで目が離せません。
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2006-12-14 Thu 21:56
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ハレルヤと言えば「ヘンデルのメサイア」の全曲の白眉、ハレルヤ・コーラスが思いだされます。
オーケストラと合唱の明るい力に満ちた晴れ晴れしい音楽に心が洗われますね。 私もついこの間までは、ハレルヤと言えばヘンデルが思い出されました。ところがFMのバロック放送で「ブクステフーデのカンタータ」を聴いてからというもの、この音楽にすっかり魅了されています。 これは、たまたま他の曲を録音していた後に収録されていたのです。 ミニコンポの貧弱なカセットテープでの録音でしたが、私にとっては本当に運が良かったです。 弦楽器の伴奏にのって少年合唱団が歌うカンタータは、8分ほどの曲のうち3部に分かれていて最後の部分では「ハレルヤ、ハレルヤ」とフーガの合唱になる美しい心をふるわす音楽でした。 その清らかな合唱は私にはまるで天使が歌うように聴こえたのです。 音楽はハレルヤ、ハレルヤとフーガになっていて、まるで天使たちが私の周りをくるくる回り、やがて天高く舞ってゆくようです。この音楽が消えてゆくときの名残惜しさと言ったら、言葉に出来ないほどです。 あまりにも美しいのでなぜか涙があふれてきます。こんな美しく感動した音楽はカッチーニのアヴェ・マリア以来です。 曲はあのバッハが青年時代に教えを請うたと言うくらいのドイツ・バロックの巨匠ブクステフーデ作曲のカンタータ「主は私の味方」という曲です。 それ以来輸入CD店でこの曲を探していますが、いまだに見つかりません。 (でもカセットに録音したので音のことを気にしなければいつでも聴くことが出来ますが・・。)
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2006-12-12 Tue 23:17
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クラシック音楽で唯一といっていいほどの民放番組「題名のない音楽会21」の放送が今日で2000回を迎えたということです。
日曜日の午前中ということもあって、学生だった頃から毎週見ていました。1964年、作曲家の黛敏郎の司会で始まった頃は、今よりもっとハードなクラシック音楽番組でしたが、その後、武田鉄也を経て現在の羽田健太郎の軽妙な司会と編曲でよりいっそうバラエティ色を強めて来ました。 堅ぐるしいとされて来たクラシック音楽を、楽しく身近なものだとする番組構成は毎回見ごたえがあります。 今回は記念コンサートとして、ユーリ・シモノフ指揮モスクワ・フィルとの演奏は素晴らしいものでした。デヴィッド・ギャレットのヴァイオリンでシベリウスの協奏曲とソプラノのスミ・ジョーらのガラ・コンサートは夢のような30分でした。 これからも、数少ないクラシック番組の代表としていつまでも続いて欲しいと願っています。 願わくば、せめて1時間番組にして欲しいですね。30分だとコマーシャルを除くと20分くらいしかありませんからね・・・・。
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2006-12-10 Sun 11:00
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昔は個性的な指揮者がたくさんいましたね。
指揮者とオーケストラは一心同体でした。カラヤンといえばベルリン・フィル、バーンスタインとニューヨーク・フィル、オーマンディ/フィラディルフィア、クレンペラー/フィルハーモニア、アンセルメ/スイスロマンドなどです。 いずれも何十年も常任指揮者をしていたのでまるで家族同然の関係でした。彼らの残したおびただしいレコードの数々は21世紀の現在でも、燦然と輝いています。 最近の指揮者はサラリーマン指揮者といおうか数年で常任を降りて、他のオーケストラに個性が確立する前に去ってしまうので中途半端な関係になっています。 以前のレコードを聞いたら指揮者が誰かすぐ分かったものです。演奏の良し悪しを別にしても個性にあふれていました。曲自体をオレ流に編曲してしまうストコフスキーやリハーサルをほとんどしなくて即興的な感覚を重視したクナッパーツブッシュのような個性はもう過去のものとなってしまいました。 こんな型破りな指揮者はもう現れないでしょうね。私は20世紀が懐かしくてたまりません。
★「世界ウルルン滞在記」で紹介されて話題騒然!「カンコウ草」 |
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2006-12-08 Fri 00:54
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モーツァルトはヴァイオリン協奏曲を5曲しか書いていません。交響曲、ピアノ協奏曲に比べて少ないし内容も軽いものです。これらは全て19歳のときに書かれたものなので、深みのないのは当たり前ですね。
その代わり、溌剌とした若々しい精神にあふれています。でも、もしもう少し後にヴァイオリン協奏曲を書いていたのならどれほど素晴らしい作品が生まれていたのか、想像するだけでも楽しいですね。 以前25歳の頃に作曲されたとするヴァイオリン協奏曲第6番K268がよくレコードで出ていましたが、最近の研究ではフリードリッヒ・ヨハン・エック(1767-1838)の作品だと推定されていて、偽作とされています。 私もこれを聴きましたがヴァイオリンの技巧も素晴らしいしメロディも魅力的でモーツァルトの5曲のヴァイオリン協奏曲よりも後の時代ということが分かる音楽でした。 ところで、ある時期までモーツァルトの第6番だと言われていたほどの魅力を備えた協奏曲なので、例えモーツァルトの作だとはないと分かっても もう少し注目してもいいのではないでしょうか。 時々は聴いて楽しんでいますが、モーツァルトにしてはメロディが甘ったるくてちょっと感傷的過ぎるかも知れません。でも私はハイドンのヴァイオリン協奏曲よりはよほど魅力的だと思うのですが・・・・。
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2006-12-07 Thu 02:07
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今日のテーマはテレビ・ドラマ「のだめカンタービレ」を知らない方は何のことか分からないでしょうね。
いま大人気の月曜9時の音楽ドラマの題名です。漫画が下敷になっているので、ありえない設定があるのですが、音楽を学ぶ若者の生態が実に生き生きと描かれていて本当に面白いですね。 ドラマとはいえ、出演している俳優たちが本物っぽく楽器を弾くのでとてもリアルです。こんなに上手く弾けるわけではないのですが、よほど訓練したのでしょう非常に上手く演じています。 昨日は新オーケストラのコンサートで披露されたモーツァルト:オーボエ協奏曲とブラームス交響曲1番には(断片しか出てこないのですが、)すっかり感動してしまいました。 福士誠司が演じる黒木が独奏するオーボエ協奏曲があまりにも素晴らしいのでCDを久しぶりに聴き、またブラームスの交響曲も忘れるほど聴いていなかったので全曲を聴きました。 このドラマは、バックに流れるクラシック音楽が素晴らしく、いつも見た後で触発されて全曲が聴きたくなります。 また番組の最後には、バーバーのアダージョも流れていたのでそれも聴きたくなりました。こんな楽しいドラマはありませんね。終わらずにずっと続いて欲しいものです。 ところで、私の母は「のだめ」って聞いて、「なに?”のだめ”って肥溜めのようなものか?」と尋ねてきました、失礼な!!
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2006-12-05 Tue 23:11
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カラオケでよく歌われる曲やテレビの歌謡番組で放送されたり、CDなどが何百万枚売れれば、作詞、作曲家に莫大な著作権料が入ってくると聞きました。
この著作権法が芸術家の保護のために制定されたのはそんなに古い話ではありません。著作権法によると作家の生前はもちろん、死後50年間は保護されるということですね。 もし、バッハやモーツァルト、ベートーベンの時代にこのような法律があったなら、彼らはどれほど莫大な利益を得たことでしょうか。考えられないほどのすごい額になるでしょう。晩年多額の借金と病苦のために若死にしたモーツァルトなど一流の病院で手厚い治療を受けて、もっと長生きしたかも知れません。 音楽に限らず過去の芸術家を振り返ってみれば多くの人が貧困とそれが原因であろう病苦のため短い人生を終えています。 もし、過去にも現在のような「著作権法」があれば、どれだけ多くの芸術作品が生まれたことでしょうか。・・・・・ いま、モーツァルトの悲痛な「レクイエム」を聴きながらそんなことを考えてしまいました。
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2006-12-03 Sun 17:05
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指揮者とオーケストラの関係は大きく分けて2つあります。ひとつはオーケストラに請われて就任するのと、もうひとつは指揮者のもとにメンバーが集まったものです。
ブルーノ・ワルターは高齢で隠居していたのを、ちょうどステレオ技術が開発されたので、これまでの演奏をステレオで録音しなおそうと老ワルターを説得して作られたコロンビア交響楽団が有名ですね。 またイタリアのファシッョ政権を嫌いアメリカに亡命したトスカニーニのために創設されたNBC交響楽団もそうです。これらの楽団は指揮者の死亡や引退とともになくなる運命でした。 でも指揮者が亡くなっても楽団が現在まで存在しているのは、イギリスの指揮者トーマス・ビーチャムの創った楽団です。祖父の発明した特効薬ビーチャムズ・ピルが巨万の富をもたらし、孫であるビーチャムはその富をバックに幾つもオーケストラを創りました。 1909年にビーチャム交響楽団を、32年にはロンドン・フィル、そして46年にはロイヤル・フィルを創設しています。 そして死後も、皆さんご存知のようにロンドン・フィルとロイヤル・フィルは現在まで活動していて、さまざまな名演を聴かせてくれています。 ビーチャムの演奏はCDでも復刻されているので聴く機会があると思いますが、オーケストラのために私財を投じたその心意気に打たれることでしょう。 私は、彼の指揮するレコードでハイドン、ビゼーの交響曲、ディーリアスの曲を知りました。単なるお金持ちの道楽ではなく今聴いても惚れ惚れする名演奏です。
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2006-12-02 Sat 15:54
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年末になると、日本中でベートーベンの合唱交響曲が演奏されます。おそらく日本でいちばん有名なクラシック音楽でしょうね。小学校の音楽の教科書で「喜びの歌」を習い、リコーダーで演奏するほどですから。
日本では年末に演奏されることが多いのですが本場のヨーロッパでは年末には、ヘンデルの「メサイア」を演奏するのが多いと聞きました。 でも日本では宗教色の少ない第9が親しまれていますね。 ドイツの詩人シラーの「歓喜に寄す」の、全人類が協調して実現すべき平和を理想主義的に歌い上げた詩をもとに創作されたこの交響曲はベートーベンの生涯の総決算となった作品です。 この交響曲は第1楽章から第3楽章までは、最後の声楽つきの楽章までの序曲に過ぎなくて、聴衆は聴き進んでゆくうちに次第に、感情が高まってゆきます。 「苦悩を通じて歓喜へ」・・・ベートーベンはこの言葉どうりの苦悩の人生を歩んできました。音楽家としての致命的な耳の病をおして作り上げてきた数々の名作。病苦に悩まされて過ごした晩年の数年。まさにベートーベンは苦悩の中を耐えてきた人生だったのです。 もしベートーベンが裕福で安定した人生を歩んでいたらおそらく第9のような傑作は生まれなかったでしょう。彼は苦しみ困難に遭えば遭うほど強くなっていった人間でした。この困難を乗り越えて創り上げた作品が我々を感動させるのですね。 私はこの曲は何度聴いても感動で涙があふれてきます。まず第3楽章では精神の崇高さを感じ目頭が熱くなり、そして最終楽章の「相抱かれよ、何百万の人々よ!」が全合唱で歌われついで全合奏で終結部になだれ込む感動的なコーダではもう前が見えないほど涙でいっぱいになります。 この交響曲の演奏が終わると よく合唱団やオーケストラのメンバーも涙をぬぐっている姿を見ることがあります。 このように演奏家、聴衆ともに感動のあまり涙してしまう音楽も珍しいですね。 今年もこの曲を聴くのが楽しみです。
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2006-12-01 Fri 15:39
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| 夜想曲〜Nocturne〜 |
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