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シベリウスの初期の代表曲「トゥオネラの白鳥」は民族的叙事詩「カレワラ」をもとにして作ろうとしたオペラの前奏曲として作曲されたのでした。
オペラは残念ながら断念しましたがこの8分足らずの交響詩は黄泉の国を流れる陰鬱なトゥオネラ河に静かにただよう白鳥をイメージする、美しくも悲痛な感情も込められた音楽です。 この前奏曲で始まるオペラはもし出来ていたとしたら、どれほど素晴らしい作品になっていたことでしょうか。残念でなりません。オペラ作曲の挫折の原因としては、フィンランドの作家エルッコの助言をもとにしたものの台本をシベリウス自身が行ったからではないでしょうか。専門的な劇作家の作る台本をもとにしていたら、作曲に専念出来て後世の我々にシベリウス独特のオペラを聴かせてくれたかも知れません。 音楽は初期の曲らしくメロディックでロマンの香りもたたえた非常に美しい音楽です。暗い弦楽合奏をベースに、コールアングレイ(イングリッシュ・ホルン)が奏でるメロディはシベリウスの全作品の中でも最も神秘的で美しいものだと思います。楽器の扱いも天才的でチェロ、ハープ、ホルンがこれ以上ないくらい効果的に使われており、後半に一瞬現われるほの暗い全合奏の盛り上がりは聴く者の感情を鷲づかみにするほどです。 CDはカラヤンの圧倒的または完璧な合奏を誇るベルリン・フィルの名演奏があります。 カラヤン/シベリウス管弦楽曲集 ![]() |
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2006-07-30 Sun 14:21
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| 夜想曲〜Nocturne〜 |
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