クラシック音楽ファンに贈る♪名曲案内♪
絢爛豪華な音楽〜シエラザード
音楽を聴いていて”色”を感じる事がよくありますね。
ベートーベンは情熱的な赤、モーツァルトは爽やかな青というように。


こういう”色彩感豊かな作品”の代表曲はリムスキー・コルサコフの
「シエラザード」ではないでしょうか。赤・青などの単色ではなく
金銀を含んだあらゆる色を感じるまるで絵の具箱をひっくり返したような
色彩の氾濫した絵画のようです。

アラビアン・ナイトのイメージを元に管弦楽の機能を最大限に生かした
絢爛豪華なオリエンタル・ムードたっぷりのこの組曲は、一夜を共にした
女性を朝には殺してしまうと言う、残酷な王を”千一夜”もの間、
気持ちをつなぎとめた”シエラザード”の幻想的な物語を4つの楽章に
集約した幻想的な管弦楽です。

威圧的な王の主題の後に現われる王妃の主題をヴァイオリン・ソロが
美しく奏でる第一楽章冒頭で、もう聴衆の心はアラビアの宮殿に飛んで
いってしまいます。この魅力的なソロは第三楽章を除いて重要なところで
現われてコンサート・マスターの腕の見せ所になっています。


全編にあふれる東洋ムードと鮮やかな海の描写は、海軍士官だったという
体験が生きているのでしょうか他の作曲家にはないものを感じます。


     ゲルギエフ&キーロフ歌劇場管/交響組曲シェラザード
    
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夜の雰囲気が魅力!〜フルート協奏曲「夜」
ヴィヴァルディはヴァイオリン協奏曲ばかりを作曲していたイメージがありますが、決してヴァイオリン曲ばかりではなく、むしろ当時としては革新的なほど様々な楽器の為の曲を作っていました。

管楽器のための協奏曲も多く作っていますが、音楽史上初のフルート協奏曲の出版をしたのが作品10とされる全6曲の協奏曲集です。そして注目するべき事はこの作品10の協奏曲はブロック・フレーテの為ではな<フルートのため>の曲だと言う事です。その上最初の3曲は<標題音楽>なのです。「海の嵐」「夜」「ごしきひわ」と言うイメージに沿って作曲されています。

私はこの協奏曲集が大好きなのですが、その中でも第2番<夜>が最も好きです。荘重な付点リズムに乗ってフルートが静かに夜の調べを奏でます。その後<妖怪>という標題のついたプレストの不安な心理を表す部分がありまたラルゴの夜の夢が美しい和音によって静かに演奏されたかと思うと最後はアレグロでフルートのソロが生き生きとした16部音符の連続がしっとりとした夜の雰囲気を演出しています。

フルートの技法をひけらかすのではなく静かに夜の情景に徹している、ヴィヴァルディの円熟の作曲技法がこの10分足らずの協奏曲にずっしりとした存在感を与えています。

今話題のパユが縦横無尽にその美音で吹きまくっています。

      パユ/ヴィヴァルディ:フルート協奏曲作品10全曲

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胸が張り裂ける音楽〜マドンナの宝石
フルートのソロがハープの伴奏を伴って現われ、やがてヴァイオリンの高音のユニゾンでこれを引き継ぎ綿々ともの悲しいメロディを奏でてゆきます。

そしてこの間奏曲のクライマックスに弦楽器群がひときわ感情を込めてフォルテッシモで歌い上げる部分ではもう我慢が出来ません。涙があふれてしまいます。それほどこの美しい間奏曲は私の心を揺さぶります。

ところで見たことも聴いた事もないオペラ「マドンナの宝石」とはどんなオペラなのでしょうか?音楽の本で調べたところによるとこれは、ナポリ地方の民話を元にした三幕のオペラで、内容は・・・「悪い男にそそのかされて自分に思いを寄せる男を利用して聖母像にある首飾りを盗ませた女が、良心の呵責に耐えきれず身投げして死んでしまう。それを知った男も後追い自殺をする」という「ロミオとジュリエット」のような悲劇ですが、オペラは忘れられてしまいましたがこの甘美で感傷的な間奏曲は残りました。

名曲集の中には良く収録されていて、皆様もご存知でしょうが、これほど美しくて悲しいメロディは他には思い浮かびません。5分ほどの音楽の中にこのオペラのやがて訪れるであろう悲劇を暗示して悲壮感も哀愁も内に秘めていて、聴くたびに心が張り裂けるほど感動してしまいます。

今ではほとんど上演されないこのオペラの他の音楽も聴いてみたい衝動にかられますね。間奏曲がこれほど悲しく美しいのです。他も部分も素晴らしいに違いありません。いつの日かこのオペラ全曲のDVDが発売されるのを心待ちにしています。

  
      サンティ/ヴォルフ=フェラーリ管弦楽曲集

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絶世の美女?〜メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲
このヴァイオリン協奏曲ホ短調は35歳の時に書き上げたロマン派協奏曲の傑作です。曲が始まるなりいきなり、ソロヴァイオリンがもの悲しくチャーミングな主題を奏でます。

この部分で既に聴衆はこの協奏曲のとりこになってしまうのですが、その直後オーケストラによりもう一度このメロディが高らかに奏されたきりしばらく姿を現しません。特にソロ・ヴァイオリンはこれっきりこの魅力的なメロディを弾くことはなく第一楽章の終了間際に木管楽器が主題を奏している後ろをアルペジオで主題を回顧するのみです。本当に口惜しい気がします。

私はこの曲を聴くたびソロヴァイオリンでもう一度最初のメロディを聴きたいと願うのですがいつも叶いません。メンデルスゾーンは意識的にソロ・ヴァイオリンに二度と生のままの主題を弾かせないように仕組んだのでしょうか?

このため聴衆は、街角で偶然見かけた「絶世の美女」にもう一度会いたい・・・でも二度と出会うことはできない。そんな思いにさせる心にくい仕掛けでは?と思わずにいられません。


この曲は3つの楽章で出来ていますが、途切れずに続けて演奏されます。まるで一曲のヴァイオリン幻想曲のようです。メンデルスゾーンはこの曲を作曲した2年後に亡くなりますが、1951年にメニューインがメンデルスゾーンの子孫の財産の中から一曲のヴァイオリン協奏曲を発見しました。これが13歳の時の作品だと分かり現在ではニ短調ヴァイオリン協奏曲として発表されています。

私はこの曲も聴いた事がありますが13歳の頃の作品だとは信じられない出来栄えでメンデルスゾーンの天才ぶりがうかがえます。

     メンデルスゾーン&チャイコフスキー:Vn協奏曲

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ボロディンの夜想曲
ボロディンの弦楽四重奏曲第2番の第三楽章の<ノクターン>
夜の雰囲気を漂わせた静かで瞑想的な音楽です。


このスラヴの哀愁にあふれたメロディは人気が高く、この部分のみ
取り出して作曲者自身が編曲した弦楽合奏曲としても有名です。
確かNHK・FM放送のクラシック番組のテーマ曲として使われました。

ボロディンは交響曲第2番や交響詩「中央アジアの草原にて」の音楽を
聴けば分かるようにアジアの雰囲気を非常に多く持っています。実は
そのはずで彼はグルジアの貴族と軍人の娘の間に生まれたという事です。
それに祖先はトルコ系であるということからやはり彼の描く音楽には
中央アジアの広大な草原を思わすものが必然的にあるのです。


同じロシア人でも北のチャイコフスキーのように
寒い冬を連想させる音楽ではなく、明るく広大な
草原を吹き抜けてゆくすがすがしい風を感じる
のは私だけではないでしょう。


ボロディン四重奏団/ロシア室内楽集〜夜想曲
          
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トランペットの魅力〜軽騎兵序曲
クラシックと縁のない人でもこのメロディーを聴くと「どこかで聞いた事があるぞ」というくらい有名な曲です。
華やかな軍人たちの生活を描いたオペレッタということですが、この序曲だけが生き残っていています。この5分ほどの音楽の特徴といえば、なんといっても冒頭のトランペットの勇壮なファンファーレではないでしょうか。そして軽騎兵が馬に乗って駆け足をするギャロップ風の行進曲がこれまたトランペットを心憎いほど活躍させ、聴く者を馬に乗って走っているような気分にさせるほどの心地よさです。

私は中学生の時この音楽のドーナツ盤を買って毎日聞いていました。(裏面は同じスッペの「詩人と農夫」序曲でした)トランペットがあまりにも素晴らしいので吹奏楽部の友人にトランペットの古いのを借りて練習した事がありますが、まともに音が出るはずもなく、家族からはうるさいと言われ、しまいには「押入れ」で練習する始末です。こんな状態ではまともに練習できるはずもなく挫折しましたが、今でもこの音楽を聴くと「トランペット」の魅力に取り付かれそうになります。

この他、アイーダの行進曲やタンホイザー行進曲のファンファーレもトランペットの魅力がいっぱいにあふれていますね。

誰にも文句が言われないところで、これらのファンファーレを心ゆくまで思い切り吹けたらどれだけ気分がいいだろうかと思う時がよくあります。


スッペ/軽騎兵序曲ほか管弦楽名曲集
 
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感動的な音楽〜フィンランディア
これほど感動的な音楽を私は知りません。
中学生の頃、カラヤンのドーナツ盤を買ってからというものこの感動的な音楽に魅了されっぱなしです。どういうきっかけで、この曲を知ったかは思い出せませんが、とにかくこの愛国的賛歌である交響詩に夢中になってしまったことは確かです。

大国ロシアの支配を受けて自由を奪われていたフィンランドの絶望的な運命を呪うかのような冒頭の暗い金管楽器の咆哮で始まる曲は、中間部で民謡調の美しい調べに変わりフィンランドの美しい風景がイメージされとても印象的です。やがてそのテーマが弦楽合奏で力強く奏されると冒頭のあの暗いムードから一変して明るい歓喜に満ちた全合奏で劇的に終わるのです。まるでフィンランドの輝かしい未来を象徴しているようです。

シベリウスは当時ロシア帝国の属国で虐げられていたフィンランド人の祖国愛に訴えたこの交響詩で一躍有名になり、たちまち国民的英雄になりました。
ところがこの曲が自主独立の象徴となるのを危険視したロシアは演奏を禁止したといいます。

それにもかかわらず曲名を変えて演奏し続けて独立の願いを奮い立たせ、フィンランドはついに1917年に念願の独立を獲得しました。1919年の共和国独立式典にこの「フィンランディア」が演奏されたという事ですが、さぞかし聴衆は喜びの涙にくれた事でしょう。

このように一芸術作品が一国の国家的象徴として扱われるのは非常に珍しい事でしたがそれほどまでこの曲は聴くものの気持ちを奮い立ててくれる力を秘めています。

私はこの曲を聴くと体の中から熱いものがこみ上げて来て力が漲るのを感じます。

カラヤン/シベリウス管弦楽曲集〜フィンランディア

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グリーグの泣き節〜ホルベルクの時代
何か無性に物思いに沈む夜にはグリーグの組曲「ホルベアの時代より」が聴きたくなります。特に「アリア」は6分もあり、じっくり音楽にひたることが出来ます。

このアリアの抒情的な旋律は一度耳にしたら決して忘れられなくなるでしょう。弦楽だけの合奏なのに音楽の盛り上がりも素晴らしくグリーグ独特の悲しみのメロディがぐいぐい迫ってきます。

この清涼感にあふれた抒情的なメロディはノルウェイの民謡なのでしょうか?ドイツ・オーストリーの音楽にはない独特の雰囲気があります。

ノルウェィを代表する作曲家グリーグは、若い頃から民謡を研究するうちにその虜になり、ライプチッヒへの音楽留学を終えた後はよりいっそう、民謡をベースにした作品を書くようになりました。

ノルウェイ語による抒情的な歌曲やピアノ曲が、グリーグのライフワークになってゆきました。比較的若い頃に作曲したピアノ協奏曲はドイツ・ロマン派(特にシューマン)の影響を受けながらも、グリーグ独特のいかにも北国のひんやりとした清涼感が味わえるノルウェイの協奏曲になっています。

グリーグには大作はなく全てが、抒情的な小品で占められていますが一度その魅力にはまるとのめりこんでしまうほどの甘美な旋律を持っています。

ペールギュントの「イングリッドの嘆き」の悲痛な調べはどうでしょう。これほどまでに悲しみに打ちひしがれた悲痛な音楽があったでしょうか?
またソルヴェイグの歌の懐かしさはどうでしょう。

私はこれらグリーグの”泣き節”にどっぷりはまってしまっています。

グリーグ:ホルベルク組曲&ペールギュント

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ケテルビー「ペルシャの市場にて」
ケテルビーといえば「ペルシャの市場にて」という曲で有名ですが、その他「中国寺院の庭で」や「牧場を渡る風」「心の奥深く」「エジプトの秘境で」などの今でいうムード音楽の走りのような曲が多くあります。

異国情緒たっぷりのエキゾチックな曲ばかりなのですが、実は想像とイメージで書上げた空想の異国情緒音楽なのです。情報が発達し異国への憧れも薄れた現代ではありえない音楽でしょうがそれでも聴き続けているとその不思議の国に行っているような気にさせるから立派なものです。響きが美しくメロディも単純で本当に気持ちのいい音楽ばかりです。

「ペルシャの市場にて」などいかにもあの埃っぽい砂漠の町の雑踏が目に浮ぶような楽しい曲ですね。途中ペルシャ美女が踊るベリーダンスのようなリズムが顔を出したり、砂漠をラクダの商隊がゆったりと行くようなメロディがあったりしてひと時のあいだの異国情緒が味わえます。


クラシック音楽にはじめて接した中学生の頃はこの曲ばかりを聴いていました。(演奏はアーサー・フィードラー指揮のボストン・ポップスのドーナツ盤でした。)いまだにこの曲は大好きでよく聴きます。


ケテルビー名曲集/ロジャース指揮ロイヤルフィル

      
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フルートの貴公子〜エマヌエル・パユ
先日、素晴らしいCDを手に入れました。エマヌエル・パユがフルートを吹くテレマン協奏曲集です。
パユは、1989年神戸国際フルート・コンクールで1位を取ってから、栄光の階段を登りつめ、ついには23歳にして世界最高といわれるベルリンフィルの首席奏者となりました。
2000年にはソリストとして一時退団していましたが、02年に復帰して現在はソロ活動とベルリン・フィルの主席としてますます忙しく活動しています。

最近出たこのテレマンのフルート協奏曲集は世界初録音を含んでいるのも話題になったのですが、私はこのCDをひとたび聴いた途端もうパユのファンになってしまったほどです。今までフルートの名人が数多く出てきて、その演奏を聴いてきましたがその中でもひときわ抜きん出た演奏者だと感じました。

ランパル、ニコレ、ゴールウェイなどとそれこそ綺羅星のごとく名フルート奏者がいますが、パユは明るい輝かしいだけの音色ではなく、太い低音とどこか愁いのある音色に大きな魅力があります。
昔のランパルなどに代表されるように現代楽器の大音響に負けないほどの輝きに満ちたフルートの音色とは、違ってパユの吹くフルートは、室内楽の小音量の合奏にも心を配り、テレマンの愉悦感をしっかりと表現しています。
現代に生きるテレマン像がことのほか美しいです!

私はこれほど弱音でも輝かさを維持して、あらゆる音域も魅力的なフルート奏者を知りません。
これからもあらゆる時代のフルート協奏曲を録音して我々を楽しませてもらいたいものです。

パユ/テレマン:フルート協奏曲集
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友情から生まれた音楽〜展覧会の絵
交響詩「禿山の一夜」や組曲「展覧会の絵」、オペラ「ボリス・ゴドノフ」などの個性的で独創的な音楽を残したムソルグスキーはアルコール依存症と貧困と病苦にさいなまれて、42歳という若さでなくなりました。

彼の音楽は型破りで破天荒で、よく言えば個性的、悪く言えば異常なものでした。それまでの音楽の形式を無視した瞬間の感覚の閃きをを捕らえたような、独創的な印象主義の先駆ともいえる作品を書き上げました。
現代最も有名なのは「展覧会の絵」でしょう。彼と同年代で唯一の理解者であった親友ともいえる画家の「ハルトマン」が残した4百点もある作品の中から、10点の絵画の印象をもとに作り上げた作品でした。39歳で突然亡くなった親友の遺作展覧会で見た、作品の印象を組曲にしたのです。

このときのムソルグスキーの悲しみは相当大きかったのでしょう。この組曲を聴けばムソルグスキーの悲しみと愛惜の情がひしひしと伝わってきますね。全曲をおおう悲しみの旋律とどうしようもない魂の慟哭が心に突き刺さってきて、つい目頭が熱くなるほどです。


原曲はピアノ曲なので、人気はなくムソルグスキーの存命中には一度も公開の席で演奏はされなかったそうです。でも一般に現在これほどまでに有名になったのは、1922年にラヴェルの編曲版が発表されてからというから驚きです。原曲の良さを全く壊すことなく、見事にオーケストレーションされたこの編曲版を聴くとムソルグスキーと親友ハルトマンの交友の深さが感じられて大きな感動を呼びます。一曲一曲絵の前に立って絵画を見てゆくように出来ていて、その絵から絵まで移動する間、あの有名な「プロムナード」の主題が奏されます。

アバド/ベルリン・フィル&ウゴルスキー(ピアノ原典版)
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クラシックの最高傑作?マタイ受難曲
クラシック音楽の最高傑作は?と問われたら「マタイ受難曲」と答える人は多いと思います。
レコードやCDで、3時間もある大作を対訳を見ながらじっくり聴くというのはそうそうできるものではありませんが、テレビ放送やDVDなどの映像で見ると歌手の表情や演奏者の姿が現実感を持って迫ってくるので感動は何倍も大きいものです。(本当は実演が一番ですが、そうそうチャンスはありませんね)

私はBS放送でカール・リヒター指揮ミュンヘン・バッハ管弦楽団&合唱団の演奏を見ました。バッハへの限りない愛を感じるこの演奏は最初からただならぬ迫力で、聴くものの心にぐいぐい迫ってきます。
全曲の白眉第47曲の「憐れみたまえ、わが神よ」のアルトのアリアまで来ると、もう涙でいっぱいになります。
私はこの曲に接するたびに身も心も打ち震えるくらいに感動してしまうのですが、気軽に聴くにはちょっと大作過ぎますね。

この曲はバッハが44歳のころ約3年を費やして完成させました。1729年4月15日にライプチッヒの聖トーマス教会で初演されましたが、その後は長い間忘れられたのですが1829年、ちょうど100年目にメンデルスゾーンが復活演奏して以来、クラシック音楽の最高峰として現代に至っています。

こんな傑作が100年も眠っていたなんて信じられないですね

リヒター/バッハ:マタイ受難曲・全曲
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| 夜想曲〜Nocturne〜 |