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クラシック・ファンを自認する人は、何組かのベートーベンの交響曲全曲CDをお持ちでしょう。かく言う私はレコード・CDと合せて15種類もの全集を聴いてきました。
全部が素晴らしい演奏だと言いたいのですが、やはりテンポ、ダイナミックス、オーケストラの響き、録音のよさなど、でどうしてもお気に入りの演奏が出来てきますね。
以前ではカラヤンのベルリンフィルの完璧な演奏にぞっこんでした。録音、演奏のスマートさどこをとっても完璧な演奏でした。CD時代になり、海外盤が全曲で3〜4000円で買えるいい時代になったので、私のコレクションはどんどん増えていくばかりです。
最近購入したCDで感銘を受けたのは、デビット・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団のアルテ・ノヴァ盤です。ベーレンライターの改訂版による新解釈の演奏で、快速テンポとノンビブラート奏法の古楽器風の演奏です。 今まで親しんできた楽譜とは違う部分が少なからずあり、聴いていて「あっ」と驚く箇所があるのです。聞き飽きた感のある、ベートーベンの交響曲も彼の手にかかると全く新しい生き生きとした交響曲に生まれ変わりました。 テンポも軽快で硬い目のティンパニーのバチがもたらすリアルな音場感も見事に収録されています。
現代に生きるベートーベン像を見事に表現した名演奏です。 このごろは、昔レコードで聞いてきたベームやコンヴィチュニー、トスカニーニ、ワルターなどの名演奏も廉価でどんどんCDに復刻されているので、その日の気分によっていろんな指揮者で楽しめます。ベートーベン・ファンにとってこんな幸せなことはありませんね。
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2006-03-01 Wed 22:50
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