クラシック音楽ファンに贈る♪名曲案内♪
春初めてカッコウを聞いて
この春らしくて愛らしい曲を聴いた事があるでしょうか?

ドイツ人を両親にイギリスで生まれたディーリアス
(1862〜1934年)は最後のロマン的音楽詩人ともいえる
音楽家でした。

その音楽は純粋で繊細このうえなく全編静かな抒情が漂っています。
この「春初めてカッコウを聞いて」という曲は、穏やかな春の温もりに
まどろむ弦楽器群をバックにクラリネットがカッコウの鳴声を静かに奏で、
まるで暖かい春の野山を行くようです。

ディーリアスはこのような自然を描写したような穏やかな音楽が多く
イギリスの演奏家が好んで取り上げています。淡い水彩画のような
ムードいっぱいの癒しの音楽ともいえるでしょう。

サクラ咲く日本の春にぴったりの美しい音楽ではありませんか。

ディーリアス他イギリスの音楽集

マリナー/イギリス音楽集2CD
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ヴィヴァルディ四季〜春にふさわしい曲
ぽかぽかと気持ちの良い日です。
桜のつぼみも膨らんできてもうまもなく咲くでしょうね。

昨日は知り合いが、「ふきのとう」と「つくし」を山で採ってきたと
いって分けてくれました。
春の香りがぷ〜んとして気分も晴れやかになりました。

こんな気分を表す曲の代表はヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲集
四季ではないでしょうか。


これはイタリアの四季の風景を叙情的に詠った「ソネット」に忠実に
そって春夏秋冬の情景を見事に音楽にしたバロック音楽の傑作です。

特に春を謳歌するような小鳥のさえずりの美しい第1番「春」の楽章は
一度聴いたら耳からはなれないくらいの強烈さです。

この曲は楽譜がかんたんで演奏者の即興を許しているので、様々な個性の
ある演奏にあふれていますね。

現代楽器、古楽器とあらゆる演奏がありますが、最近ではヴァイオリンを
リコーダーに変えたりトランペットやフルートなどのソロ楽器の演奏も
聴いた事があります。

どれを聴いてもこの曲の良さは損なわれる事なく充分楽しめますね。

ミカラ・ペトリ/リコーダーによる四季・超絶技巧!

ヴィヴァルディ四季/イ・ムジチ合奏団

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世界一聞きたい授業・ジョン・ケージの音楽
誰でも一度は、作曲してみたいと思いますね。
いい作品を書いて後世に名を残したい・・
音楽が好きな人なら一度はあこがれたでしょう。
でもここに誰でも作曲でき、誰でも演奏できる
という曲があります。

ジョン・ケージ(1912-1992)作曲の
「4分33秒」という曲です。

聴いたことありますか?
1952年ニューヨークで初演されました。

当時の状況はこうです・・・
ステージ上にふたの開いたピアノが置いてあります。登場したピア
ニストが一礼するとピアノの前に座り呼吸を整えて、やおら手を伸ばし
ピアノを弾くと思いきや、ふたをおろしそのまま数十秒。
やがてまたふたを開けまた閉める。そしてまたふたを開けて数十秒。
そして客席に一礼してステージを去る。

聴衆はピアノの蓋の開閉を見せられただけで、合計4分33秒の沈黙に
耳を傾けただけでした。
作曲者ケージによると、この音楽の真の狙いは、ステージ上でピアニスト
が沈黙を守っている間、会場内外ののざわめきや物音が偶然聞こえてくる
ことになります。これが音楽だというのです。
この初演?の時に「4分33秒」だったことからこの曲名になったと言う
ことです。
音楽の革命家のケージはこの他、聴衆の意表をつくあらゆる試みを
していて芸術としての音楽を考えさせてくれます。

テレビの「世界一聞きたい授業」という番組で
音楽の青島広志教授がケージについて楽しく講義してくれましたから
ご覧になった方もあると思います。
こんな曲だったら私でも作れますが、これは有名な作曲家が作ったから
値打ちがあるんですね。
ピカソがメモ帳の端に落書きした絵でも値打ちがあるのと同じです。
この他、作曲者は忘れたけど、いすや机をステージ上に引きずる音を、
音楽だとする曲も聴いたこともあります。

音楽の革命家ケージの芸術:高橋悠治
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ショスタコーヴィチの交響曲
三月だというのに、寒い雨が降り続いています。いつになったら春になるのだろうか?今年は桜の開花も遅れることでしょう。
こんな厳しい寒い冬を思い起こす音楽は、ショスタコーヴィチではないでしょうか。
冬の雰囲気をもった音楽としては、チャイコフスキー、シベリウスが代表格ですがショスタコーヴィチはまさに暗い暗い日の差さない極寒の荒涼たる風景が広がっているようです。

交響曲第4番の前衛的な響きを駆使した意欲作が、ソビエト当局に「ブルジョワ的過ぎる、退廃的だ」と批判を受け、危うく粛清されるところを批判をかわすために起死回生の願いで発表された
交響曲第5番で彼は命拾いをしたのです。この交響曲には「革命」とかいう副題が付いていましたが「革命」とは似ても似つかないその内容はまさに人間の悲劇を描いてるようです。

以前初めてこの交響曲を聴いた時、全体をおおう暗さに驚きました。特に3楽章の永遠に続くかのようなラールゴ楽章に、わけもわからず心のそこから冷え冷えしたのです。後年ヴォルコフの「証言」というものが発表されてショスタコーヴィチの真実が語られた時には「なるほどな」と思いました。こんなにも屈折した心情が隠されていたのかと改めて驚きました。

ショスタコーヴィチの暗さは、当時の社会主義体制から来るものなのか、彼自信本来の性格の暗さから来るのか、判然としませんが、私は多分両方が作用してこんなに暗い曲を作ったのだと思います。
寒い北国の曲がお好きなファンの方、幾ら好きでも気分の陥った時には絶対にショスタコーヴィチは聴かないでください。あまりに暗くて救いがないのでもっと深みにはまってしまう恐れがあるからです。でも全曲通して聴くと、一貫して流れる抒情的なメロディは誰にもまねの出来ない素晴らしいものですね。

アシュケナージ指揮:交響曲第5番 
ハイティンク/ロンドンフィル:交響曲全集

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クラシック音楽に関するアンケート
今朝の朝日新聞に「クラシック音楽に関するアンケート」の結果を載せていました。
2338人の男女に「ふだんクラシックを聴きますか?」との問いに「はい」が56%で「いいえ」が44%でした。
「はい」と答えた人にその理由をたずねると、「聴くと落ち着く」1141人、「好きな作曲家がいる」514人、「習慣になっている」318人、などとなっていました。そして「きっかけは?」との問いに「コンサートで聴いて」が550人、「家族が好き」455人、「楽器を習っていた」437人と言う事です。

一方「いいえ」と答えた人の理由は「きっかけがなかった」582人、「時間がない」433人、「一曲が長い」195、「刺激が少ない」169人などとなっていました。
この理由を聞いて、時間がなくきっかけがないという人は、多分幾ら時間があっても聞く気がない人だろうなと思いました。テレビでもラジオでも毎日「クラシック番組」は放送しているので、好きなときに聞けるからです。

「一曲が長い」「刺激が少ない」の理由は一理あるかも知れません。現代のように音をアンプで増幅させて耳をつんざくような大音響の曲は少なく、全てがアコースティックな楽器のみで演奏するのでおとなしく感じるかもしれません。
でも、「春の祭典」とか「序曲1812年」のような刺激的な音楽もたくさんあること知って欲しいですね。一曲が長く感じるのなら、シュトラウスのポルカなどはいかがでしょうか?2〜3分で終わります。まあ、とにかくきらいな人にはこの2〜3分が我慢できないのでしょうが・・。

さて、好きな作曲家は?との問いに「モーツァルト」が圧倒的1位で、あとはショパン、ベートーベン、チャイコフスキー、バッハ、ドヴォルザーク、シューベルト、ブラームス、などと続いています。
ともかくモーツァルトはいつの時代も人気がありますね。「心地よい」という理由ですがまさに「音の楽しみ」・・・「音楽」そのものですから。

今年は生誕250年とあって、モーツァルトの人気はもっともっと上がることは確かですね。
モーツァルト・ベスト100/モーツァルトの魅力が満載! 
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リコーダー(たて笛)の魅力
たて笛と聞いたら、小学校の音楽の授業を思い出しますね
息を吹き込んだら誰でも音が出て、かんたんなので独奏したり合奏したりして楽しめます。
よく小学生が、下校時にたて笛を吹きながら帰ってくるのを見かけますが、とても可愛くほほえましい風景ですね。
このように今では小学生の楽器のようになっていますが、たて笛はたいへん歴史の古い楽器で、リコーダーは、中世にヨーロッパで完成された単純なたて笛の中でも最も完全な楽器のひとつなのです。

このリコーダーは17世紀に大いに普及しましたが、横笛の進化形であるフルートが音量や音色の変化など、表現能力で勝ってしまったため、18世紀後半のオーケストラの時代になって、ついには取り残されてしまいました。
ところが戦後のバロックブームに乗って、昔の音楽が発掘される中で、「リコーダー」の名曲もどんどん発表されるようになりました。
ブリュヘン、マルティン・リンデなどの名手が現れ、CDでその素晴らしい音色を聴くことが出来ます。
今日は、リコーダーの名曲を紹介しましょう。
ミカラ・ペトリが縦横無尽に吹きまくるリコーダー名曲集です。です。
玉を転がすような、ペトリのリコーダーの名人芸はまさにバロック音楽を聴く醍醐味です。

これを聴くと「たて笛」の表現力の多彩さにびっくりされるでしょう
ミカラ・ペトリ:リコーダー名曲集ペトリ・リコーダー


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悪妻が大作曲をつくる?
今朝、TBSテレビ「題名のない音楽会」という番組で、悪妻と作曲家というテーマで放送していました。音大の青島広志教授が面白おかしく、講義してくれたので本当に楽しい30分間でした。

最初は先生の娘を妻にしたビゼーでした。この女性はビゼーの才能を評価せずに馬鹿にして、家事を一切せずにぐうたらな性格だったといわれています。

ハイドンの悪妻は有名ですが、この女性は音楽には理解がなく、ハイドンが書いた楽譜を包み紙にしたり髪を巻くカーラに使ったりしたほどです。これらの楽譜が残っていればハイドンの音楽はもっともっとあったかも知れません。

それからプッチーニの奥様は異常に嫉妬心が強くて、もてもてのプッチーニの周りに寄ってくる女性達を中傷したというそうです。この中傷で誤解された女性が自殺をしたということでプッチーニは大いに悩まされました。

マーラーの19才年下の奥様は美貌と才能豊かで、いろいろ浮名を流したという事です。妻の浮気に悩まされたマーラーは病気の為若死するのですが・・・。

最後に有名なモーツァルトの妻、コンスタンツェが紹介されていました。
浪費家でいいかげんな子供のような天才、モーツァルトに輪をかけて浪費家だったコンスタンツェはモーツァルトの経済事情を破綻させ、結果的に寿命を縮めてしまった元凶として「悪妻」の代表格でしょうね。


こうして見て行くと、有名作曲家がこんな女性を妻に迎えたからこそ、いい作品が出来たのではないでしょうか。生活に追われて食べる為に必死に作品を書き続けたモーツァルト。
浮気者の悪女、カルメンを実感を持ってオペラに出来たビゼー。
妻の浮気を知って、精神衰弱に陥ったマーラーの複雑怪奇な交響曲群。これらは全て悪妻を持ったから出来たのではないでしょうか。

もし、そうだとしたら後世の我々は、大作曲家の「悪妻」に感謝しなければな
りませんね。


    

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ベートーベンの交響曲
クラシック・ファンを自認する人は、何組かのベートーベンの交響曲全曲CDをお持ちでしょう。かく言う私はレコード・CDと合せて15種類もの全集を聴いてきました。

全部が素晴らしい演奏だと言いたいのですが、やはりテンポ、ダイナミックス、オーケストラの響き、録音のよさなど、でどうしてもお気に入りの演奏が出来てきますね。

以前ではカラヤンのベルリンフィルの完璧な演奏にぞっこんでした。録音、演奏のスマートさどこをとっても完璧な演奏でした。CD時代になり、海外盤が全曲で3〜4000円で買えるいい時代になったので、私のコレクションはどんどん増えていくばかりです。

最近購入したCDで感銘を受けたのは、デビット・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団のアルテ・ノヴァ盤です。ベーレンライターの改訂版による新解釈の演奏で、快速テンポとノンビブラート奏法の古楽器風の演奏です。
今まで親しんできた楽譜とは違う部分が少なからずあり、聴いていて「あっ」と驚く箇所があるのです。聞き飽きた感のある、ベートーベンの交響曲も彼の手にかかると全く新しい生き生きとした交響曲に生まれ変わりました。
テンポも軽快で硬い目のティンパニーのバチがもたらすリアルな音場感も見事に収録されています。

現代に生きるベートーベン像を見事に表現した名演奏です。
このごろは、昔レコードで聞いてきたベームやコンヴィチュニー、トスカニーニ、ワルターなどの名演奏も廉価でどんどんCDに復刻されているので、その日の気分によっていろんな指揮者で楽しめます。ベートーベン・ファンにとってこんな幸せなことはありませんね。
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| 夜想曲〜Nocturne〜 |