夜想曲〜Nocturne〜

クラシック音楽ファンに贈る♪名曲案内♪

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カラヤンのシベリウス交響曲第2番

シベリウスの交響曲第2番を久しぶりに聴きました。カラヤンとフィルハーモニア管弦楽団の演奏です。1960年のステレオでプロデューサーはワルター・レッグとなっています。

戦後は活動を禁止されていましたがイギリスのEMIレコードのプロデューサーであったレッグの招聘で51年から開始されたフィルハーモニア管弦楽団とのレコーディングの全てはカラヤンの最も輝いていた時代だと思います。

後のベルリン・フィルとの録音は口当たりのいいまろやかな外面的な美しさだけの演奏に堕ちていった気がします(個人的印象です)。

50〜60年代のカラヤンは若さあふれる情熱とオーケストラの荒削りな肌合いがマッチして聴く者を感動の渦に巻き込んだものです。残念なことにそれらのほとんどがモノーラルだったので、CDの時代には顧みられなくなってしまいました。

この頃のベートーベン交響曲全集、多くのオペラ録音など名演奏なのにほとんど廃盤になっています。
でもフィルハーモニア時代の最後の置き土産として、ステレオで残されたベートーベンの交響曲第8番、シベリウス交響曲2番と5番やフィンランディアは21世紀でも立派に存在価値があります。

今回聴いた交響曲2番はレコード時代の愛聴盤でしたが、今回CDで改めて聴き直しても「素晴らしい音質」で残っていました。冷たいざら目雪の肌触りのある弦楽器と線の細いオーボエの響きが、北欧の雰囲気をいやがうえにも高めていました。

80年代のベルリン・フィルとの演奏を比較して見ましたが、迫力が全く違います。うわべだけの美しさに徹したベルリン・フィルの演奏にはがっかりさせられました。特にカラヤンの晩年に録音された第1番など聴くには耐えないほどの出来になっていました。

私はカラヤンのシベリウス演奏が大好きですが、それは60年代のもののみです。70年80年代と進むに連れて音楽が空虚に聴こえて仕方がありません。(個人的印象です)

そんな中、久しぶりのフィルハーモニア時代の演奏を聴けて良かったです。カラヤンの素晴らしさを満喫したからです。本当に50〜60年代のカラヤンは良かった!!

特にこの交響曲第2番はカラヤンの全録音盤の中でもベスト1だと思います。



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ベートーベン交響曲全集の最安値盤!

近所の「ツタヤ」のCD売り場を覗いていたら、「ベートーベン交響曲全集」のタイトルが目に付きました。値段は6枚組で「1.890円」となっています。
あまりの安さに目を疑いました。録音年代が古いんだろうと思い、見てみると全て90年代のデジタル録音です。ジャケットには演奏者は書かれていませんでしたが、いずれにしても値段が安すぎます。騙されてもいいや・・・と思って購入しました。

家に帰って中を開けてみると・・・指揮者はワーズワース、ロックハート、ヘルビッヒ、ジポー、エルムエル、レッパードと超有名ではないが、実力のある中堅指揮者が演奏しています。中でも私が名演だと感銘したのはヘルビッヒの3番「英雄」、ワーズワースの第4、7番は特に素晴らしいものでした。

なんと言ってもロイヤル・フィルの演奏が素晴らしい!
過去、ロンドンには5つもオーケストラはいらないといって国からの交付金がカットされ、その後は独自のレーベルを立ち上げなんとか必死に活動しているようです(現在はどうなのでしょうか?)日本ではスーパーやホームセンターのCD売り場とかで安売りされていました。(新星堂でも売っています)

私も時々は見かけましたが「安かろう、悪かろう・・」で大した演奏じゃないだろうと思い込んでいましたが、聴いてみると予想を上回る録音の良さと演奏の素晴らしさに驚いています。

このベートーベン交響曲全集は本当に素晴らしいので、インターネットでこのシリーズのことを検索してみると、多くの人が「コスト・パフオーマンスがいい!」と大絶賛です。演奏もユーリ・シモノフ、マッケラスと名匠も振っているとの事を知りました。

これから、このロイヤル・フィルのCDを見つけたら買ってみようと思いました。なんと言っても新品で一枚350円は魅力ですね。

ロイヤル・フィル・コレクション
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感動をありがとう!〜オリンピック閉幕

17日間に渡る、スポーツの祭典が終わってしまいました。メダルの数は少なかったのですが、一つ一つの競技に選手たちの汗と涙の染み付いた熱き闘いが繰り広げられて、感動の連続でした。

感動をありがとう・・・と、応援するものは気楽なものですが、昔と比べて、スピードと技術の進歩が著しく、命さえも落としかねない危険な競技が増えて危惧さえ覚えます。

スキーの大回転、ジャンプ、スノーボード、ショート・トラックスケート、リュージュなど本当に危険だと思いました。実際に練習中に命を落とした選手もいましたね。今後の課題として、こういう危険な競技は減らされるべきだと感じました。

こんな、中で「カーリング」は異質な競技でした。速さや高さを競うのではなく、チェスや囲碁のように頭を使う静かな戦いに新鮮なものを感じたのです。一試合2時間ほどもかかり10チームが総当りをするので、競技が延々と続き、見るほうも大変ですが、見ていて心地よいですね。20キロもある「漬け物石」のようなものが静かにすべってゆくのはとても気持ちいいものでした。

それと、団体パシュートという3人一組ですべる「スピード・スケート」も面白いと思いました。一人だけが突出していても勝てないという、団体ゲームに試合の駆け引きが必要なところがとても面白いですね。

日本女子チームが銀メダルを取ったのも、作戦勝ちだったのでしょう。とにかく最終日に「銀メダル」を獲得できて本当によかった。

とにかく、今年のオリンピックも日本人選手の爽やかな姿が見られて、本当に楽しかったです。・・・・・・・「感動をありがとう!」

全員入賞おめでとう!



ニュース |

オリンピック・マーチ

いよいよ明日から、カナダ・バンクーバーでの冬季オリンピックが開催されます。

日本時間13日午前11時から開会式が行われます。82カ国・地域が参加し、28日までの17日間にわたる熱戦の幕が開きます。・・・・やはりオリンピックは心が躍りますね。

前回のトリノ大会ではたった一つ金メダルを取っただけ(荒川静香のフィギアスケート)でしたが、今度は幾つメダルを獲得できるだろうかと、今から期待で胸がときめきます。

テレビでも開会式の予行演習の様子が放送されていて、いやがうえにも世紀のスポーツの祭典のムードが高まりつつあります。私も今日はムードを盛り上げる為に行進曲を聴きました。
懐かしい「東京オリンピック・マーチ」です。古関裕而作曲の素晴らしいマーチでした。

子供のころなのではっきりとは覚えていませんが、確か作曲者自ら、指揮をしていたように思います。あの日以来このオリンピック・マーチが大好きになりました。
勇壮なマーチのリズムのなかに日本的なメロディが込められていて格式が高く上品で、あの時多くの日本人が感じたであろう「誇らしさ」をいまだに忘れることが出来ません。

さて、今回のオリンピックでは期待の選手がたくさんいるので、前回以上のメダルを獲得してくれることでしょう。そして表彰式で日の丸を見て感激の涙をいっぱい流したいものです。


日本のマーチ日本のマーチ
谷村政次郎ほか指揮/ 行進曲集

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憎っくきヤンキー野郎!歌劇「蝶々夫人」を見て・・・

今日 久しぶりに歌劇「蝶々夫人」をDVDで見ました。
どれくらい久しぶりかというと15年ぶりでした。1995年の一月に藤原歌劇団の公演のビデオを見て以来です。

15年前この歌劇を見て、ボロボロ涙を流したあくる日の早朝「阪神淡路大地震」が起こったので忘れることが出来ません。オペラとは比べようのない位の悲劇が神戸を中心に起こったので、なぜか今まで見る気が起こりませんでした。

今日15年ぶりにこの悲劇を鑑賞しましたが、なんともいえない気分の悪いものが残りました。筋は・・・好色なヤンキー海軍士官が日本の美しく若い芸者を「現地妻」にして3年も訪れることがなく、やっと来かたかと思うと、アメリカの妻を携えて蝶々夫人を悲しみと絶望の淵に陥れます。

蝶々夫人といっても結婚当時たったの15歳だったのです。親子ほど年齢の離れた女性を騙して子供まで生ませるとは・・・・あきれて物も言えないほどです。歌劇を見ていると、蝶々夫人の悲しみが痛いほど感じられ、このヤンキー野郎に憎しみを覚えました

まるで現在のアメリカと日本の関係を見ているようです。どうしようもない口惜しさがこのオペラには満ち溢れています。私は見るたびに「なぜ、こんな屈辱的なオペラをプッチーニは作ったのか・・・」と抗議したい気持ちになるほどです。

作るなら、オペラ「トスカ」のように好色詐欺男ピンカートンを短刀で殺して欲しかった。そうすればもっと気分良く鑑賞できたかも知れません。・・・・・・

それにしても、このオペラはプッチーニの悲しい音楽のおかげで蝶々さんの無念と絶望を思って、今回も うかつにも涙がボロボロ出てきてしまいました。

次回もまた15年後に鑑賞しようと思っています。


プッチーニ / 『蝶々夫人』全曲
ドミンゴ指揮チッタ・リリカ管


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